恋活戦記

独身アラサー女子の日々の戦いを記録。合理的に戦う方法と出会った男達を毒舌に紹介します。

生産性の無いパーティーを楽しむ夜

↑1週間後のピエロ君との約束を楽しみにしつつも

もうすぐフリーパスの期限(1ヶ月だけと決めている為)が切れそうなので、ラストスパート駆け込みで平日も仕事後に婚活パーティーを予約!!

 

婚活フリーパス8戦目!!!

今回初めてのパーティー会社を選んだのだが、

全員と話せて飲み放題でコース料理も出てくるとの事。

普段婚活パーティー中は1人1人の話す時間が短い上に回転寿司スタイルの席替えで忙しなく、食べている暇なぞ無い。男性なんて常に移動するので料理のお皿がどんどん出てきたらどうするのだろう。

 

そんな疑問を持ちながら会場に向かった。

そこは8畳くらいの小さな部屋で会議室のように大きなテーブルを椅子が囲んでいる。

戦場には居なそうな爽やかでシュッとした男子2人お洒落な丸眼鏡の今風な女子1人が既に座っていた。

普段の婚活パーティー参戦者達とは雰囲気が違って、まるで意識の高い若者の集まりのような雰囲気で少しワクワクした。

 

1人の男子が「こんにちは」と声を掛けてくれたのだが、見た目がめっちゃタイプであった。

パーティーではカッコいいと思える異性に度々遭遇するが筆者の好みのタイプとは言えない事が多い。なかなか無いぞこんな事。

静かにテンションブチ上がりながらプロフィールカードを記入していると、タイプくんが場を盛り上げようと話し始めた。もう1人の男子は高身長で落ち着いた雰囲気でモテそうだが寡黙。

丸眼鏡ちゃんは若いのかやたらキョドっている。

そこに新たな参戦者ナルシーくん登場。

見た目もまぁまぁで(しかし身長は低い)爽やかでお洒落な服装。

今回本当にレベルが高い。

 

と思ってたらコイツはかなりKY。自己主張が強く、輪を乱して強引に女性とツーショットトークに持っていく。

最初のターゲットは隣の丸眼鏡ちゃん。

筆者とタイプくん寡黙くんが唖然としていると、新たな女性参加者登場。

 

見た目お母さん感が強く、ニコニコしていて大らかそうな保育士さん。歳も近そうで丸眼鏡ちゃんより話しやすそうなのでこちらから声を掛けて仲良くなる事に成功。しかしまさかの25歳であった。貫禄があり、気が遣えて、全く歳の差を感じさせない。

そして若いと思っていた丸眼鏡ちゃんは29歳であった。

その後男性が新たに3人登場したが筆者の管轄外案件だったので記憶に残っていない。すまない。

 

全員揃ったところで若い女の子のスタッフが乾杯の音頭を取り、

 

放置\(^o^)/

 

司会進行やイベントなど一切ナシ。

大きなテーブルを全員で囲んでこの後どうすりゃいいってんだ。

思ってたんと違う!!!!!!!!!/(^o^)\

と全員の気持ちがシンクロした。

 

しかも比率は男6:女3

男性陣から文句殺到。

男性参加費は7000円もしたらしい。

 

たしかにマッチングは無いと記載されていたが、普通の婚活パーティーのようにマンツーマンで全員と会話できると思って来ているのに、これでは積極的に話せない人にチャンスは無い。

 

ナルシーくんだけが空気を読まずに女子1人を独り占めし、あとのメンバーは全員で会議スタイル。

後から来たメンバーでナルシーくん丸眼鏡ちゃんの間の席にされた地味男くんはみんなと会話するにも、2人に目の前で話されてしまって身動きが取れない状態。

もうカオスすぎるので筆者とタイプくんが仕切って一旦全員で自己紹介をする事に。

 

すると、タイプくんは25歳。工場で働いていて正社員では無い。ライブが生きがいらしい。おまけにかなり田舎住み。実家暮らし。

 

……ガックシ。

 

タイプくんは最初から最後まで筆者の目を見て自己紹介してきた。

たぶん気に入られている。こちらもタイプだ。

しかし予選落ちだ。申し訳ない。

 

寡黙くんは筆者とタメだった。32歳までのパーティーなので最年長覚悟であったが仲間が居て安堵。

どおりで落ち着いている。職業は焼き鳥屋さんとの事。

 

地味男くんは30歳で工事現場で働いてるとの事。

 

いや、別に悪いわけではないのだけど…

何で普通のサラリーマン的職業の人が誰も居ないんだ/(^o^)\

筆者的に体力勝負の現場仕事的な職業は未来の旦那という観点だとあまり好ましくない。

 

他には大学生も居た。驚愕。

 

ここでナルシーがドヤ顔でコンサル業だとアピールしてきた。唯一のスーツ着用系サラリーマンであった。

しかし奴に全く興味はない。

 

という事で最初の印象を覆す全員管轄外という結果に。

 

ちなみに丸眼鏡ちゃんも焼肉屋アルバイトであった。

過去最高に正社員の少ない集まりに動揺。

 

そうか、平日の仕事終わりには少し早い時間のパーティーなので平日休みの職業の人が集まる訳だ。(筆者はフレックスを使って早上がりした)

自分が土日休みならやはり土日参加のが好ましいかもしれない。

 

一通り自己紹介が終わったが、男女比が合わない為、男女ペアで話す流れにはならない。

男達は、誰と話したいか各々1人ずつ選んでくれと我ら女性陣に言ってきた。

誰かに指名が集中したり、選ばれない人が居たり、気まずいだけだから順番に全員と話そうと言ってもなかなか聞かない。

女性陣困惑。

こういうのって女からすると本当に面倒くさいだけなのだが、男って自分が選ばれるのか選ばれないのかシロクロ付けたがる。おまけにみんなの前で選ばせたがる。

そもそもこの中に候補が居ないかもしれないという考えは無いのか。

しつこかったが保育士ちゃんと共に強い意志を持って却下した。

男性陣粘ったのに不完全燃焼で苦笑するしかなく情けない顔をしてらっしゃる。

 

早い者勝ちと言わんばかりにまたナルシーが丸眼鏡ちゃんとのツーショットに持ち込み、筆者とタイプくんと寡黙くんグループ、保育士ちゃんと大学生くんともう1人(記憶がない)グループと分かれて会話をしているとふと気付く。

 

地味男が居ない…!!!!!

 

スタッフに聞くと具合が悪くて帰ったとの事。

う そ だ !!!!!!!

絶対この場に耐えられなかったのだろう。

多くの女性とそれぞれツーショットスタイルで話せると思って参加したのに、この会議スタイルだと自分の能力では収穫は見込めないと判断したのだろう。

 

男性陣で1番仕切って喋っていたタイプくんは自分の力不足に責任を感じ、落ち込む。

お前の立ち位置なんなんだ。

ズル賢いナルシーとは違う方向にいっているKYで、良い奴ではあるが、かなり常識や感覚がズレていて知能が著しく低い。

一行の中でだんだんといじられキャラと化していった。

そしてタイプくんが筆者狙いなのが周りにもバレバレで筆者も絡めてネタにされるようになり、後半はもう面倒くさくなってきた。

 

ナルシー次に保育士ちゃんにターゲットを移し、周りにお構いなしにツーショットトークに持っていく。

ナルシーは「芸能人で言うと誰がタイプ??」と積極的に質問。

優しくておおらかな保育士ちゃんならきっと謙虚な答えが返ってくるだろうと男性陣みんなが期待していた。

竹内涼真!!!

と保育士ちゃんは強く答えた。

ナルシーが苦笑いのまま固まった。

私背の高い人じゃなきゃ無理なの!!!笑

ナルシーの顔が崩れていくのが解った。

で か し た !!!!!!(^o^)b

ナイスすぎる回答であった。

 

他の男達が協力して仲良く上手くやろうとしているのにナルシーは自分が成果を上げる事しか考えていない。

30歳らしいが精神年齢が低すぎる。

男達の中で自分が1番格上と思い込み、いちいち馬鹿にしたような言い方をするが、見せ掛けだけで頭が悪く、言っている事が矛盾だらけなので、それを全て冷静に突っ込む筆者。

おかげでツーショットは避けられた。

 

特に恋愛的な雰囲気になることもなくパーティーが終了し、なんとなく物足りないのでみんなで二次会に行く事に。

この中に候補は居ないし生産性は無いけどなんだか今日は普通に楽しみたい気分。

 

二次会ではみんな本性が露わになり、先程のイメージとだいぶ変わった。

丸眼鏡ちゃんは大人しいお洒落女子系かと思いきや、少し変わっていて自分は本当はいじられキャラだと宣言し、春菜の「〜〜じゃねぇよ!」ネタを連発している。しかも激似。

保育士ちゃんは酒豪で毒舌のハイテンション系。

寡黙くんも酒豪で、保育士ちゃんと浴びるように酒を飲んでテンションが上がってきた。

タイプくんはひたすら面倒臭さが加速。

ナルシーは女性陣の本性に幻滅したのかアプローチするのは諦めて男性とも普通に話すように。

 

いつのまにか昔から知っている仲良しグループのような空気になっていた。

また会うつもりは無いのに今夜限りのこの時間を楽しむだけというパリピのスタンスは理解に苦しむ筆者ながら、男女グループで遊ぶのが久しぶりすぎてこの日はなんだか学生時代に戻ったようで、ただこの夜を楽しみたいという気分だった。

 

翌日は仕事だというのに三次会は日付が変わるまでカラオケ。

筆者を含め家が徒歩圏内のメンバーが多かったが、田舎住みのタイプくんは帰宅。

 

二次会から徐々にテンションが上がっていた寡黙くんがついにカラオケで最高潮に…!!!

迷わず1番に曲を入れた。我らの青春時代に流行ったnobody knows+の『ココロオドル』だ。

いんじょーーーい!!!音楽は鳴り続ける!!!!!

彼の中で何かのスイッチが入り、鼓膜が破れる程の爆音で歌い始め、身の危険を感じ、すぐさま音量downボタンを押し続ける筆者。そんな裏方の努力も知らず気持ちよく歌い続ける寡黙くん。そして音楽は鳴り続ける。

他の女子メンツが若干引いているが果たして若い世代はこの曲解るのだろうか。

 

ナルシーはここに来てノータッチだった筆者に急に距離を詰めてきた。

いちいち「今の言い方可愛いね」など言ってくるのだが全く響いていない筆者に不満そう。

ドキッとさせたいのが見え見えでゾワッとするだけなのだ。

 

ナルシーの頭の悪い発言に突っ込まずにはいられず間違いを指摘すると、プライドの高いナルシーは無理のある言い訳で反論。それを更に突っ込むとボキャ貧すぎるナルシーは永遠に同じ台詞で反論。言われっぱなしで終わりたくないらしい。敢えてこちらも引かずに反論に反論を繰り返していると最終的に「もういいから!笑」相手を馬鹿にしたような防衛の仕方で終わらせようとするのでこちらも「いいからも何もそっちが間違いを認めないんでしょ!笑」と譲らず、その後も反論できないくせに自分のターンで終わらせようと「もういいって!笑」「うるさい笑」「しつこい笑」など言って諦めの悪いナルシーに一歩も引かず、ついにHPを0にさせ、締めの言葉を強奪。

相手が悪かったな( ̄ー ̄)

 

男のプライドの為に女が引く必要なんて一切無し!

むしろプライドの高い男のプライドをバリバリに割っていくのが筆者の使命だと思っている。

 

女性陣全滅でナルシーは意気消沈だが、

全員カラオケ好きでノリノリで歌いまくり楽しい時間を過ごし、また集まろうと約束して解散。

 

もちろんその気はない。

あんなに盛り上がったのにその後二度と会う事は無かった。

タイプくんから連絡がきたが、先の無い案件に時間は割けない。

 

生産性は無いが、今回はそれでいい。

大学時代にタイムスリップしたような青春を味わえた、一夜限りの恋活箸休めであった。

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