マッチングアプリは人気な人程タイムラインの上の方に出てくる事が多い。
それ故に初めてマッチングアプリデビューした時はイケメンオンパレードの画面を見てこんな世界があったのかと感動したものだ。
だがもちろん、そんな人気のメンズとマッチングする事はなかなか無い。
マッチングしたとしてもメッセージはこない事がザラである。
イケメンを虱潰しにいいねしまくっていたら画面にはキモブサしか残らず、いつ見ても同じメンツという状況に陥っていたのだった。
そんなこんなで暫くアプリから遠ざかっていたのだが、上地の音信不通をきっかけに久しぶりにマッチングアプリを開いてみたら、イケメンが入荷されてた件↓
1番上に出てきたのは韓国アイドルにいそうなセンター分けのマッシュヘアにジャケット×太めのパンツのセットアップという今時感MAXなハイレベルお洒落くん。
いいねは600越え。
お洒落な人は好きだけどあまりにハイセンスで尖ってる感じだとビビってしまう。
今時な若者には対応できる気がしないのだが、年齢を見たら1歳下だったので話は通じそうだ。
実験がてらダメ元でいいねしてみたらなんとマッチング!
しかも向こうからメッセージが!!!!
メンズでこれだけいいねを貰っているというのに、筆者のような冴えないカードを引くメリットは何ぞ🤔
予想通り、モテ男感バリバリの絵文字無しの素っ気ない感じの文面だ。
しかしちゃんと質問もしてくれるし、礼儀はありそうだし、なんとか会話は成立しそうだ。
案の定、早々に会う話を持ち掛けられたが、ここまでいいね数が多いのだから「もうちょっとメッセージ重ねてからが良いな」なんて断ったら一瞬で終わるのだろう。
アプリでメッセージを重ねずにすぐに会おうとする野郎はヤリモク率が高いが、カフェや公園で話そうというお誘いだったので乗る事にした。
すると柄にもなく「やったー!」と返ってきたのだが、そこからスマートに話を進めない。
せっかく会う決意をしたというのにもどかしいが、すぐに会いたいのは向こうなのだからあくまでこちらからは話を進めず受け身を貫いた。
家が結構遠いのだが、正直お茶だけの為に得体の知れない勝算の無さそうな相手の為に遥々出向くモチベが無いのでこちらに来て欲しい←
もしこちらから「場所どこにしますか?」と聞いてしまったら「どこがいいですか?」と聞かれるだろうけど、とても自分の住んでいるエリアが良いなんて図々しい事は言えない←
しかし奇遇な事に近々筆者の最寄駅に引っ越しを考えているらしいので下見にも良いのではないかな…なんて。笑
話を進めてくれるまでひたすら待っていると「〇〇(筆者の住んでいるエリア)が良いですよね?」と作戦通り向こうから聞いてくれたので「もしお洒落くんが良かったら」と断りづらい流れにして無事に来てもらう事に成功!笑
LINEは聞かれなかったので当日までアプリ内のメッセージでやり取りし、電話ができないのでちゃんと落ち合えるか不安だったのだが、
待ち合わせ場所にはアプリのプロフ画像と全く同じ服装の男が居た。
確かにそのセットアップは今風でハイセンスでお洒落だけど、まさかこのワンパターンしか無いのか…?
となると別に彼自体はお洒落ではないのかも。。笑
雰囲気イケメンなのは写真から予想がついていたが、本当に雰囲気だけであった。
意外にもガチな陸上サークルに入っていて頻繁に大会も出てるという熱血スポーツマンでかなり日焼けしている。
大学時代はインドの文化を真剣に学び、リア充とは程遠かったそう。
会う前のインドアっぽいお洒落イケメンの印象とかなりのギャップ。
筆者も遥か昔に元陸部だったので最初は陸上話に花も咲いたのだが、そこからマジで陸上の話しかしないし、こちらの事は興味がないのか何も聞いてこない\(^o^)/
陸上話でこれ以上広がらず、独り言のように「来週も記録会で〇〇県まで行くんだけど天気が〜〜気温が〜〜風向きが〜〜」と呟いていて、正直死ぬ程つまらない/(^o^)\
長い長い1時間が経ち、「じゃそろそろ行きますか」とあっちから切り出され、アッサリ解散。結局LINE交換もせず。
奢ってはいただいたがあまりに興味を持たれてない感じなのでお礼メッセージを送らずにいるとあちらからくる事もなく、お洒落くんとはこれっきり終了したのだった。
こんな生産性のない1時間の為だけに遥々出向いていたらやり切れなかっただろうから、お洒落くんには申し訳ないけど筆者の住んでるエリアに来てもらって良かったと心から思ったのだった。
前々から決めていた日だったがお洒落くんと会ったのは上地と復活する事になった日の翌日。
もっと良い人見つけたい!と思いながらもやはり彼氏という存在が復活すると余裕ブッこいてしまうようで、たいして気合も入れずに挑み、上手くいかずともノーダメージなのであった。