→つづき
あれは丁度2年前の初夏。
もうY子とは何年も幾多の戦場を駆け回ったけど
良い出会いもなく、すっかり疲れ果てていた。
それでも足を止めたら終わりだと筆者はY子を戦場に誘ったのだが、珍しく乗り気でない。
「なんかもういいかな…って。笑」
Y子は筆者より更に男運が悪い。
もう疲れてしまったのだよね。解るよ。
しかし、今日が1番若いのだ!!!
こうしている時間が勿体ない!!!!
やる気のないY子を奮い立たせてタップルバーへ連れて行った。
当時此処で何度か出会いがあり、主戦場だった相席屋から乗り換えつつあった。
店の入口まで行くと、入ろうか迷ってる男性2人組が居た。
2人とも背は低そうだが…
片方が古川雄輝にソックリではないか!!!!!!
(てか古川雄輝って童顔でいかにも背低そうなのに180cmあるから驚きだよね)
最近冴えないOSSANの溜まり場となりつつある相席屋よりも、やはりこちらの戦場の方が若くてイケメンが居る可能性が高い。
入らないのかな〜と思いながら先に入店し、ドリンクを貰って座っていると、古川雄輝達も後から入店し、筆者達の所に来てくれた\(^o^)/
本日は珍しく運が良い!!!!!!!!!♡
雄輝のツレの男は筆者がトラウマになっているいつかのLDHくんと同じで、下刈り上げ・上ロン毛ヘアでロン毛部分をちょんまげにした髪型であった。
(↑結婚願望無さそうな若い子とデート重ねてもな…と思ってフェードアウトしたが、LDHくんこの1年後に結婚したらしい。結局こっちのが結婚遅いじゃねーか😂)
ちょんまげ君は髪型だけでなく服装もジャージでぶっ飛んでそうな見た目の割に、不器用そうで大人しい。
雄輝の方がノリが良く積極的に話し掛けてくれるので見た目も中身もタイプだった。
確実に筆者にばかり話し掛けてくれる感じで、質問も恋愛系ばかりで脈アリの予感。2人で盛り上がってしまった。
雄輝は彼女が元彼に貢ぎまくっている事に気付いて別れたらしく、ちょんまげ君は長年付き合ってた彼女と遠距離になって別れたらしく、2人共彼女募集中との事。
歳下で大学院まで出てるので社会人歴は浅いが、優秀な大学を出ていて将来有望そうだ。
久しぶりに顔が良くて会話も楽しくて条件も問題ない人と脈アリな雰囲気になれてテンション爆上がりだった。
雄輝から筆者に連絡先を聞いてきて、その流れで4人みんなで交換する事になった。
筆者とY子の終電が迫り、「まだ居るの?」と聞くと「もうちょっとしたら俺らも帰るよ」と言うので先に退店する事にした。
本当は帰らずに新たな女の子に声を掛けてるのではないだろうか。
そんな風に疑っていたが、店を出てすぐに雄輝からLINEが届き、脈アリをヒシヒシと感じていた。
「もし告られたら付き合うの?」
電車の中でY子に聞かれた。
「そうだね…もし言われたら付き合うかな♡笑」
なんて浮かれていた。
ゴメンね、Y子🙏
お先に…!!!!!(๑´ڡ`๑)
しかし雄輝と帰宅後に何往復かLINEのやり取りをしてると急に返信がこなくなり、翌日からはパッタリ無くなった。意味がわからない。
またこうやって上手くいきそうで上手くいかないパターンなのかと思うと永遠に彼氏ができる気がしなくて落ち込んだ。
ちょんまげ君からは連絡がくるが、興味がないのでこちらから止めてしまった。
1ヶ月後。
Y子からちょんまげ君と付き合ったとの報告…!!!!!!\(^o^)/
え!!!!!!!!!!!
何故そうなった!!!?!?!?!?!?笑
完全にうちらの方が良い感じで、2人は全然話してなかったのに!???!??笑
てかY子ちょんまげ君でいいのか???????
しかし問題なく不満もなくやっているそう。
Y子がちょんまげ君に聞いた話によると、
雄輝は最近彼女ができたばかりだったらしい…!!!!!!!!
確かに女の子とツーショットのスマホの待ち受けがチラッと見えしまって、すかさず突っ込んだら元カノとの写真がまだそのままになってると言われ、異常だとは思っていた。
彼女が居るのなら何故あんなに積極的にアプローチしてきたのだろうか。
遊び相手を作る目的なら解るが、LINE交換してすぐ連絡してきたくせに当日でフェードアウトとは、意図が全く解らない/(^o^)\
「別れたばかりのちょんまげ君の為に出会いの場に一緒に繰り出して、LINE交換も提案してくれたんだと思うよ」とY子は言うが、雄輝はちょんまげ君が酔うと全裸になるドン引き証拠写真をネタとして見せてきたり、ちょんまげ君が嫌がってるのに面白がってネガティブキャンペーンばかりしていた。とてもそうは思えない。
彼は一体なんだったのだろうか。
今思えばあんなちんちくりんは付き合わなくて良かったと思っているが。
しかしY子がちょんまげ君と結婚したという事はちょんまげ君の親友である雄輝とも今後会う機会があるかもしれない…。笑
出会い探しに必死な時には上手くいかず、
どうでもよくなって執着しなくなった途端に
ポンと恋人ができるとはよく聞くが、
Y子もまさに諦めてから運命が動きだしたのだった。
やる気なく参戦したあの日が運命の出会いになるとはね😏
そしてガツガツ行って勝利の予感が無念に散った筆者の虚しさよ😂
やはり戦場は何が起こるか予測不可能である。