筆者は物心ついた時からとにかく内気で心配性で、人の目が気になって、不安が常に付き纏って、物事を考え過ぎてしまう繊細でナイーブな子供だった。
食べる事が苦手で、眠りにつく事が苦手で、思い切りはしゃいだり楽しんだりする事が苦手で、とにかく生きづらかった。
そんな筆者を母は理解できず、非常に育てにくい子供だったと今でも言われる。
何も深く考えずに楽しんでる周りの子供と明らかに違うと自分でも感じていて、こんな自分が欠陥品のようでコンプレックスだった。
私も母もすごく苦しんだ。
成長するにつれ、人前では問題なく生きれるようになったけど、どんなに楽しい事があっても日々心の隅に不安が付き纏って生きるのが辛い。ネガティブに考え過ぎてしまう。人生楽しくない。
心療内科に行くべきなのかもだけど、鬱と診断されたら経歴に残って嫁の貰い手が無くなると子供の頃に母に言われた。
なので自分が鬱なのか解らないまま今日も生きてる。
実は周りに心療内科に通って薬をもらっている人が結構居る事を大学生になってから知った。
でもどんなに眠れなくても精神安定剤や睡眠薬には手を出さないと決めている。依存したら大変だからと母にも止められた。
ポジティブで楽しそうに生きてる人達も実際酒に溺れていたり、煙草を吸っていたり、何かに頼って成り立っていたりする。それならネガティブだろうと酒にも煙草にも薬にも頼らず丸腰で強く生きている自分は世間でも強い方の人間なのかもしれない。
いじめられて学校に行くのが辛くても、休んだら戻れなくなると母に言われて精神ボロボロになりながら卒業まで休まず通った。
（とにかく母の言う事が全てだった）
初めてちゃんと付き合った彼氏に残酷な裏切られ方をされた時、食べ物が喉を通らなくなって、全く眠れなくなって、震えや涙が止まらなくなったり鼓動が速くなったり肺がスースーしたり、とにかく常に呼吸が浅くて、一日一日をなんとかやり過ごすのに精一杯だった。
そんな日々が数ヶ月続いて8kg痩せた。
さすがにこれは鬱症状なのではないかと思ったが、子供の頃からどんなに苦しくてもここまで病院にかからずやってきたのだから今更過ぎると思ってひたすら時間が解決するのを待ち、日替わりで友達に付き合ってもらってなんとか瀕死状態を乗り越えた。
それをきっかけにかなり精神的に強くなった。
何で急にこんな話をしたのかというと、
ずっと読んでいた婚活ブロガーさんがコロナ前にやっと自分にピッタリな理想の人と出会い、相手からも好みドンピシャと言われベタ惚れされて婚約も決まり、羨望に駆られながら日々ブログを読んでいたのだが、相手の最悪な事が発覚して破局してしまい、鬱になってしまったのだそう。
日々壊れていくのがブログの文章でも伝わっていたのだが、死にたいと思うようになってしまい、ついには自殺未遂をしてしまったのだそう。
コメント欄には同じように失恋などをきっかけに鬱になって死にたいと思ってしまった人が沢山居て何とも言えない気持ちになった。
わかる…辛いよね…わかるけど…
わからない！！！！！！◝₍ᴑ̑ДO͝₎◞
食べられなくなったり眠れなくなったり呼吸をするだけで精一杯なのは何度も経験があってすごく共感なのだけど、私は一瞬たりとも死にたいと思った事はない！！！！！
よく友達で「周りに迷惑かけたくないし早めに死にたいわ〜笑」なんて言う人が多いけど、私は誰よりも長生きしたいし、どんなに辛くて苦しくてもその感情さえが生きてるからこそ感じられるもので有り難い！！！！
不老不死の薬が開発されるまで生き延びてやるぅぅううううう！！！！！！というレベル。
常に生きる事が辛いと感じてきたけれど
死にたいとはどうやっても思えない。
ここまで「生」に対しての想いが強いとやはり鬱ではないのかも…？笑
じゃあなんなんだ！！！！って思ってたのだけど、最近解明されてきてSNS等でよく話題に上がっているHSPというものなのだと知って納得できた。
繊細さんという本で一気に有名になったのだけど、HSPとはハイリー・センシティブ・パーソンの頭文字を取った言葉で「視覚や聴覚などの感覚が敏感で、非常に感受性が豊かといった特徴を生得的に持っている人」のこと。
故に筆者のように繊細すぎて生きづらい人が当てはまる。
HSPは病気ではなく5人に1人に当てはまる気質で芸能人とか芸術家とかにも多いらしい。
刺激に敏感で打たれ弱く傷つきやすいので、鬱に繋がるパターンも多い。
でも情緒安定性が低いというのは危険察知能力が高いという事で、つまり生き延びる為の能力とのこと。
なのでHSPの人は慎重に行動し、熟考する。
これのおかげでなかなか恋愛に発展する事がないが、酷い目に遭う事も少ない。
また、HSPの人は洞察力や人の気持ちを察知する能力が優れている。
筆者がブログでやたら相手の心情を勝手に書いているのはこの為だと思う。
しかし意地が悪いので、これを聞き出そうとしてるとか、こうゆう流れに持ってこうとしてるとかが解るとあえてそうはさせぬ！と思ってしまうのが筆者なのである←
今ではこんなに強気発信だが、元々は相手の感情が解ると気を遣いすぎて良いように振り回されて損するタイプであった。
そこからの学びもあり、気を遣わず、考えすぎず、ストレスを溜めず、自己肯定力を高めて人と接する術を身に付けたらだいぶ楽になった。
色々考え過ぎて不安が付き纏うし、言ってしまった言葉も言われた言葉もずっと頭に残るし、良い事があっても嫌な事があっても刺激が強く脳に残って眠れないし、自分の家以外で眠れないし、誰かが横に居ると眠れないし、とにかく繊細な作りなのは今も健在だけど、心の持ちようで子供の頃よりかなり生きやすくなった。
筆者のように毒を吐く必要はないが、同じようにHSPの婚活戦士達は相手に気を遣いすぎずに嫌な思いをしないように強く生きてほしい。
HSPでなくとも長々婚活をしていても報われないと婚活鬱になってしまう人は多い。
ゴールが見えないから。
でも生きてたら何があるか解らないのだから、一生独りかもしれなくても苦しくてもひたすらに生きていきたい。
幸せじゃなくたって生きたもん勝ち！
どうかひと時の恋愛なんかで人生を無駄にしてしまう人が居なくなりますように。
