↑この記事で言ういわゆるAタイプの女子が筆者の親友にも居る。
大学の時に出会ったS子は小学生の時から彼氏を途切らした事がなかった。
1人1人の交際期間が長い訳でもなく、1年交代くらいでブランクを作らない。
常に彼氏が居る為、合コン未経験の彼女だったが、ある日初めて参加した合コンでいとも簡単に彼氏を作ってみせた。
そして1年後、数合わせで参加した人生2度目の合コンでまた彼氏ができ、乗り換えた。
その後もほぼ百発百中と言って良い程合コンで彼氏ができてしまうS子と未だに合コンで一度も結果を残せない筆者。
S子は別れる度「もー彼氏は当分いい!!」と言ったが、いつも翌週には新たな彼氏ができていた。毎度「どうせまたすぐできるんでしょ!笑」と筆者が突っ込むのがお決まりであった。
S子は望んでいなくてもどうやっても彼氏ができてしまう体質のようだ。
当時交際経験ゼロだった筆者にS子の状況は到底考え難かった。
大学時代、今しか挑戦できない夢や若いうちにやりたい事を優先したいと思い、オレンジデイズには憧れていたが彼氏を望んではいなかった。
恋愛は社会人になってからでもいくらでもできると思っていた。まさかこんな未来が待っている事も知らずに。
社会人になり、初めてS子に3年のブランクができた。K-POPにハマりすぎた事が要因だ。
しかし、その後はブランクの分を巻き返すように本領発揮し、学生の頃よりも巻きで次々と彼氏を作った。歴代彼氏の数が多すぎてS子本人も全員覚えられていない。途中までは筆者が代わりに記憶していたがさすがにキャパオーバーであった。
アラサーになり戦場に繰り出しまくっていたある日、S子から「彼氏と別れた」と連絡が入った。
普段はそんな報告なんて無いのになんというタイミング。
その日は丁度筆者が幹事の合コンがあり、女子メンバーが1人ドタキャンになったところだったのだ。
「…今夜合コンあるけど来る?」
その後の展開はもうお解りだろう。
別れた当日に行った合コンでちゃっかり彼氏をゲットしたS子なのであった。
相変わらずのブランクの無さ、お見事すぎる。
やはり、持っている。結局は運を持っているかどうかが1番デカいのかもしれない。
結局その彼とは短く終わり、婚活パーティーに行きまくったS子だったが、クリスマスに職場の人との初デートで結婚前提に交際を申し込まれ、スピード婚。
いろんな男と付き合ったS子が最後に選んだ相手はあくまで「生活」を共にできるという事を重視した恋愛感情の無い人であった。
こうして波乱万丈な恋愛遍歴に終止符を打ったのだった。
(なんとこの年は1年間で3人彼氏が居た事になる)
何故こんなにも彼氏を途切らさないのか。
筆者はずっと側でS子の観察&インタビューを続け、謎を探ってきた。
→つづく