恋活戦記

独身アラサー女子の日々の戦いを記録。合理的に戦う方法と出会った男達を毒舌に紹介します。

オーダー通りの合コン

↑酷いカッコでパーティーに参加したら、数週間後に合コンの約束をしているイベンターA君を発見。なんとか最後までバレずに終わったが、実は気付かれているのではないかヒヤヒヤしながら合コン当日になった。

 

当日は特にA君に何も言われず、もちろんバリバリの戦闘モードで挑んだので同一人物だと思われてはないようでホッとした。

手札が無い為女子メンバーは引き続き、P子とW子、そしてP子の友達を誘ってもらった。

しかし丁度コロナ感染者数が大幅に増加し始めた時期で、会社にバレたら停職になるというW子がドタキャン。

直前だったので代わりは探せなかったが、前回の合コンでは直前にW子が友達を誘ってくれてとても助かったので、貸し借りチャラだ。

心が広いA君は嫌な顔せず了承してくれた。

 

ネットで見たところ、予約してくれたお店は狭い喫茶店のような感じでちゃんとした料理も無さそうだし全然期待できなかったのだが、実際かなりのナイスチョイスだった。

 

最初通り過ぎてしまったくらい存在感のないカウンター席のみの狭いお店なのだが、2階に上がると7,8人に丁度良い広さのパーティールームが貸し切りとなっていた。

居酒屋のように他の客がうるさかったり席が狭かったりする事もなく、広々とした空間で周りを気にせず会話ができ、料理は全て1人分が小皿にで運ばれてきた。感染対策バッチリだ。

 

更に更に、筆者の要望通りの爽やか物件を3人揃えてきてくれたのだ…!!!!!!

A君めっちゃ仕事できるやん。

 

爽やか系を選んで集めてくれたので彼ら3人は友達でもなんでもない。

よくイケメンの友達はイケメンだから友達誘って合コンしてもらおうという考えの人は多いが、アラサーにもなると独身の中で友達を探す為イケメンの友達はイケメンとは限らない。というかほぼ有り得ない。

なので今回のように顔が広くて戦線に立っていない幹事に好みを伝えてそれに当てはまる人材をそれぞれチョイスしてもらうのが1番手っ取り早いかもしれない。

 

そんな珍しく全員爽やかビジュアルというアタリ合コンにも関わらず、

 

付き合いたいと思える人は1人も居なかった。

 

参加者3人を紹介すると、

①ヒネクレ君

顔はそれなり。身長170無さそう。喫煙者。

おそらく1番稼いでいる。ナルシスト。

いちいちひねくれた発言やウザい事を言ってくるが悪意はなく、アピールが裏目に出てしまう残念なタイプ。

 

②チビ君

顔はダントツで好み。身長160無さそう。

身長を常に気にしていて自信無さ気だが、謙虚で性格は1番良さそう。

工事現場で働いてるところがネック。

 

③サツ君

顔は好みではないが身長170代後半。

あまり笑わず堅物な感じ。

職業警察なのが筆者的にアウト。

 

 

席に着いた瞬間、チビ君が好みでロックオン!!!

長年の経験から上半身の形状でこれは身長低いかも…と察したが、それでも1番ビジュアルが好みだ。

いちいち話の腰を折ってくるヒネクレ君や

女性陣に1人1人料理できるかばかり聞いてくるくせに自分はやらないというサツ君は論外。

 

それに比べてチビ君は会話の感じもすごく好印象だったのだが、自ら「いいよなぁ身長ある奴は」「どうせ身長ある奴がモテるんだよ」「俺みたいなチビは」と誰も聞いてないのに予防線を張るようにチビ自虐を繰り広げてきた。

確かに最後立ってみたら予想以上にチビであった。でも自ら先に言わなけりゃ合コンの座っている間で惚れさせられるかもしれないのに勿体ない!!

 

A君がこの後カラオケに行きたいと言い始めた。

こんなご時世だから抵抗はあるが、ずっと我慢していて2020年は1度も行けていない。心が揺らぐ。

「1年も行ってないから全然上手く歌えないだろなぁ💦」と言うと、ヒネクレ君がすかさず「安心して!誰も人の歌なんて聞いてないから!!」口を挟んできてウザい。

 

言い出しっぺのA君は「俺この後用事あるから後は若い皆さんで♪」と言って帰って行った。

仲を深める為のキッカケ作りをしてくれたのだろう。相変わらず良質なイベンターだ。会費もボッタクリは無さそうだ。

 

A君居ないなら盛り上がらないし微妙かな…と思っていると、先程水を差してきたヒネクレ君がノリノリで先頭に立って皆の衆をカラオケへ連行して行った。

「1時間だから1人2回歌えるな!みんな飲み物は?」と仕切り始めたヒネクレ君はノリノリなだけあって歌がすごく上手かった。

チビ君は音痴でサツ君は普通なので、俺の一人勝ちだと言わんばかりにモノマネも挟んだり女子からリクエストを頂戴したり、とにかく調子に乗っていた。

飲み物のオーダーはめちゃくちゃだった。

自分の歌を聞かせる事しか考えていない。

 

全員が2回ずつ歌い終わって退出時間まであと2分程だったので出ようとすると、最後にヒネクレ君がもう1曲入れ始めた。

みんなで歌おうとかでもなく、とにかく自分が1人で歌いたいだけ。

誰も聞いてないから安心してとかムカつく事を言ってきたくせに、自分の歌聞かせたがりなのがウザい。

退出時間になったのでみんなで部屋を出ても、曲が歌い終わるまで1人で部屋で歌っているヒネクレ君に幻滅。

 

満足して部屋から出てきたヒネクレ君が「俺らで払うから♪」と全奢りに誘導してくれたのは有難かったが。

 

出会いはなかったが全員爽やか揃いなのもレアだし、久しぶりに盛り上がって楽しめた合コンであった。A君に感謝だ。

 

自分からは誰にも個別LINEを送る気はないが、もしチビ君からきたら一度デートしてみたいなと思っていた。

 

が、

意外な人物からきたのであった。

 

→つづく

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