恋活戦記

独身アラサー女子の日々の戦いを記録。合理的に戦う方法と出会った男達を毒舌に紹介します。

◆イケメン店員のファンで終わらない方法

まともな人が1人も見当たらない戦場にばかり行っていると、世も末だな…という錯覚に陥るが、実は日常生活で道行く人や電車内の人に目を向けてみると、タイプな人はわんさか溢れている事に気付く。

 

私の場合だと片道1時間半の通勤で1日に必ず1人以上はいいなと思う人を見かける。

彼女がいるのか既婚者なのか性格が悪いのかなどは一切解りかねないので悪魔で見た目だけの話だけど。

 

上司の友達は電車内でタイプな人を見つけた時に逆ナンして付き合えた事があるらしい…!!

自分にはちょっと真似できないが、一時の恥で一生の幸せを手に入れられるならアリなのかも⁉︎

 

道端や電車内で見つけられなくても、きっと誰しもイケメン店員に出会った事はあるだろう。

道ですれ違うだけの人とは違い、相手が店員だと話すきっかけはある。しかし、ひと時の癒しに満足するだけで、そこからどうこうなろうと思った事はなかった。彼らは会えるアイドルと同じで世界が違う存在と決めつけていた。

 

その常識を覆したのがイケメン好き仲間のR子だ。

 

私が今以上にやる気を出して戦場に繰り出しまくっていた27歳の頃、同じく長いブランクを持つR子と街コンや合コンに参加していた。

私はとにかく彼氏を作る事を最優先にして、趣味も作らずに空いた時間は全て戦場に行っていたのだが、R子は諦めたのか戦場にも行かずにイケメンバンドのライブやイケメン店員の居るお店に通い詰めるようになった。

 

これは現実逃避なのか…??

 

イケメンバンドマンもイケメン店員もひと時のトキメキを与えてはくれるが、付き合えるわけではない。刻々と30までのリミットが近づいているのにファン活動に力を入れている暇は我々にはないのだ!!!

 

ところが、好きな事に精を入れてトキメキを常に受信しているR子は、感情を無にしてひたすら戦場に繰り出している私よりもずっとキラキラしていた事は間違いない。

 

そして急にシンデレラストーリーは始まった。

 

大好きなイケメン店員の店に男の先輩と来店したR子。すると先輩が酔っ払い、イケメン店員に絡み出し意気投合。素性の分からなかったイケメン店員の年齢やら独身彼女ナシという情報まで聞き出してくれたのだ…!!!

グッジョブすぎる!!!!(TωT)b

 

そして「男友達欲しいんでぜひ飲みに行きましょう!!」と名刺を渡してくれたイケメン店員。R子も便乗して名刺をゲット!

名刺に書いてあったアドレスに社交辞令と「先輩と仲良くしてあげてくださいね♪」とメールを送ると…

「僕はR子さんとも仲良くなりたいです!」

 

!!?!!?Σ(OωO )

 

R子はどんなマジックを使ったのだろうか。

2週間前までは「儚い恋」だとか言っていたのにまさかの急展開!!!!

 

話を聞いてみると何もせずに運を掴んだ訳ではなかった。

店のトイレにイヤリングをわざと忘れてお店に連絡し、名前を覚えてもらう作戦など、ただのファンで終わらない為の地道な努力をしていたのだ!!

 

こうゆうあざとい技は簡単なようで意外と実行できないもの。

他にもイケメン店員のファンは沢山居たが「店員と客のハードルを越えてまでアプローチする子はなかなか居ないから差がついたのだろう」とR子は言う。

確かに!!!

 

それからあれよあれよと2人は付き合う事に!!!!\(^o^)/

 

彼氏を作る事に躍起になって戦場に行きまくっていた私よりも、好きな事を追いかけて寄り道していたように見えたR子の方がすんなり彼氏ができる結果となった。無念。

 

しかしリアルタイムで報告を受けていた私は、あまりの少女漫画的展開に、『君に届け』を読んでいるかのような胸の高鳴りを感じずにはいられなかった。笑

 

あれから数年、結婚が決まったそう。

私は未だに未来が見えない状態と言うのに😂笑

 

もしR子が「どうせ無理だ」というスタンスだったらこんな奇跡は起こせなかったであろう。

 

R子は他にも好きなバンドマンと電車や路地で遭遇したり、とにかく憧れの存在との運を引き寄せる。

 

世界が違うと線引きしない事が同じ世界で生きられる秘訣なのだ。

 

イケメン店員は観賞用であり、手を触れてはいけないと思っていたのだが、本気でタイプなら踏み込んでみるのもアリかもしれない。

もちろん痛い目を見たり、リスクを伴う事もあるだろうが、行動しないと何も始まらないのだから。

 

二次元のキャラでない限り、イケメンも同じ世界を生きているのだ。

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