→つづき
夜遅い時間だったのでカフェはどこもやってなく、筆者の提案でマックに入る事に。
奢りじゃなかった場合、こんな奴との時間を作る為に高額なお茶代は払いたくない。
自腹のつもりでドリンクを頼んだが、まとめて会計をしてくれた。…のは良かったが、ナンパ男はがっつりバーガーセットを注文。
「え、こんな時間からそんな食べれるの?」
「大丈夫大丈夫」
「本当に?」
「ポテト食べるっしょ?」
「私は(お前の汚い指とシェアするポテトなんて)食べないよ」
「いや絶対食べたくなるよ!」
「私本当に食べないけど1人で食べれる?」
「大丈夫大丈夫」
そう言って強引に頼んだのだが
なんとバーガーもポテトも一口も食べないまま席に着くと力尽きた。
は…?^ω^
酔いも回って眠気がピークらしい。
「ねぇ食べるんでしょ?」
「食べて」
「いや私は食べないって」
「お願い」
「何で注文したの?」
「食べれると思ったんだよ」
まさかのマックで寝始める。。
え、帰っていいかな…???
というか今思えば本当にこのまま置いて帰りゃ良かったのにそうゆう事ができない変にお人好しな自分が腹立たしい。
30分くらい耐えたが流石に無駄な時間すぎて帰ると告げると、包みを開いてもないバーガーをそのまま捨てようとする。
「え、勿体ないから持って帰りなよ」
「あげる!持って帰って!」
「要らないよ!何で注文したの?」
そんなやり取りの末に結局捨てやがって、ドン引きして解散。
結局会話もまともにしてないし、何の為に来たのか意味が解らない。
とにかくナンパしてその場から連れ出す事だけに必死になる男が絶えないが、なんなのだろうか?
無意味なゲームに付き合わされる身にもなって欲しい。
自己肯定感を上げたり自信をつける為にナンパする輩も多いらしいが、そんな奴らを返り討ちにする為に筆者は男達のプライドをバキバキに割る仕事を買って出ている訳だ←
何の罪悪感もなく食べ物を粗末にするような男なんてロクな人間ではないのだからここで終わらせれば良かった。
「僕酒癖悪いので食事メインで今度行きましょう」とLINEがきたので、その心意気ともしかしてシラフはマトモかもしれないという希望に賭けて酒を飲まない条件でまた会う事を了承してしまった。
会っている時に「今度の木曜空いてない?」と聞かれて保留にしていたので「木曜空いてたよ!」とLINEを送ると「その日仕事後歯医者だから遅くなっちゃうわ💦てか平日休みなの?何の仕事してるの?」と返ってきた。
は…?^ω^(2回目)
木曜空いてないか聞いたのはそっちだし、現在無職で曜日関係ない事も会った時に話したと伝えたが全く覚えてない様子。
これだから酔っ払いは嫌いだ。
次回は飲まない約束をしたのに前日になって「明日沢山飲もうね♪って凛々華さんはお酒飲める人?僕は飲みすぎる人〜笑」とLINEがきた。
は…?^ω^(3回目)
コイツ本当に馬鹿なのか…??
改めて酒は飲まない条件で会う約束をした。
ただこれだけ辛辣な返信をしても逆ギレせずに真摯に向き合ってくれるところに希望を感じた。
色々な詫びも込めて奢ってくれる事を事前に伝えられているので尚更会ってみても良いかと思ってしまった。
何が食べたいか聞かれたので、高額ではなくどこにでもあって探しやすいであろうと考えてパスタと答えた。
すると「〇〇駅(かなり大きい駅)にパスタ屋
全然なくて〜💦」とまさかの俺のフレンチを予約してくれたらしい。
パスタ屋が全然無い訳ない。
パッと思い付くだけで10店舗は挙げられる。
馬鹿すぎて会話する程モヤるが、今回奢りが決定しているし予想外に高級な食事ができてラッキーと思う事にした。
明るい所で改めて顔を見るとやはり造形は悪くないが肌質や髪の生え際に老いを感じる。
清潔感が無いとまでは言わないが、どうしてもOSSAN感があると性的対象にはならない。
若くてハリツヤがあって生命力を感じる人に本能的に惹かれるのは女も同じだと全男達に言いたい。
そしてシラフだとつまらないと自負していたが実際はシラフでもキャラは変わらなかった。
「一杯だけ良い?」
と約束を破って酒を飲み始めた。
まぁ奢ってもらうんだし一杯くらい良いかと許可したが、結局最後までずっと酒を飲み続けた。
そして会社の若い奴らを連れてくるから合コンをしようとしつこい。
今回の食事も何度も「2人が微妙なら複数人でも良いからね?」と言われていた。
そうゆう感じ…?
繋ぎにしようとされてんの…??
うちの会社は給料が良いだとかなんだとかアピールしてくるが、中卒高卒が集まった体力勝負の職業はやはりこうゆう輩が多いし、類友が集まるんだろうなと失礼ながら思ってしまった。
生憎筆者の周りには高学歴で育ちの良いお嬢が多いのでとてもそんな集まりに呼べる子は居ない。
会話も全く面白くなく、相変わらず失言も多く、ノリでなんとかなってると思い込んでるのが痛々しい。
前回は力尽きて朦朧としていたのでたまたまだと思いたかったが、今回も同じように料理を注文しまくって残しまくる。
どうやっても住んでる世界が違う。
会計を済ましてもらい、さっさと帰ろう(THE SINGLEに行こう)と店を出ると
「この後どうする?」
「帰るよ〜」
「もう一杯いかない?」
「てかお酒飲まない約束じゃん」
「ごめんごめん、じゃゴハン食べに行こう」
「もう食べれない!てか明日仕事で朝早いんでしょ?」
「そんなん全然大丈夫!」
「充分時間あったけど今日も結局まともに話せなかったし、これ以上居てもしょうがないよ」
「じゃいいよ!帰ろ!!」
「うん」
「え!本当に帰るの!?」
「帰るよ?」
「解ったよ!帰れよ!!」
「うん、じゃあ私駅と逆方向だから!バイバイ!ありがとね〜」
「え…」
という感じで脱出→THE SINGLEへ。笑
いい歳して本当に子供染みていて、拗ねるくせに相手が引き止めてくれないと再度粘るのが怠い。
解散後数分で電話が掛かってきた。
「今どこ?」
「何で?」
「今どこ??」
「どうしたの?」
「いや…忘れ物があって」
「何?」
「忘れ物届けたくて」
「忘れ物って何?」
「だから忘れ物があるからさ」
「その忘れ物って何なの?」
「いや…んーと…俺の気持ち?笑」
「……」
「ねぇ今どこ?」
ブチッ☎︎
人生で初めて相手に断りなく電話を切った。
自分都合で相手を騙そうとするのが許せない。
今までだったら聞かれたらすぐに居場所を答えてしまっていただろう。
冷静に忘れ物はしてないと確信して強気に対応できたから良かった。
こういう時の判断能力の為に酔いすぎない事は大切だ。
再び電話が鳴っているがもう出る事はない。
馬鹿な男だ。
不完全燃焼で虚しく帰路につくが良い。
こういうメンタル鉄壁男にはひたすら自分の思う通りにいかない経験をさせたい。
まぁそれでも懲りないんだろうけど。
お残しって…😂
仲良くして!!と言われましても。
ちゃんと謝ってくれるしやはり良い人かも…とまた情で会ってしまったら成長がない。
スッパリ既読スルーをかまして終わらせたのだった。
懲りずにきたけど全くメリットないのでスルーして今度こそ!
完。