恋活戦記

独身アラサー女子の日々の戦いを記録。合理的に戦う方法と出会った男達を毒舌に紹介します。

無駄戦も必要な過程だったり

あれは5年前の春、

まだ20代だったので婚活パーティーに行くのは抵抗があったが、

戦友が捕まらないからと言って暇なのに戦場に出向かないのは貴重な休日が勿体ないと思い、

1人でも参戦できる恋活パーティーに初参加した日。

 

会場はお洒落な南青山エリアでワクワクしながら1人で向かった。

しかしパーティー会場のある古い建物は人気(ひとけ)が無く、看板や案内も無く、とてもパーティーが開催されてる雰囲気は無い。

会場が見つからず建物内を何周もし、やっと見つけたそこは小さなレンタルスペースのようで、スタッフ1名と参加女性1名が居た。

これ本当にパーティー開催するのか?\(^o^)/

 

とりあえず一番乗りの1人参加女性の隣に座り、タッグを組むことに(•̀ᴗ•́)و ̑̑

1つ歳上だったその女性は恋活ベテラン選手のようで、まだ恋活初心者だった筆者に大きな影響を与え、今の筆者が居るのは間違いなく彼女と出会ったからだと言える。

 

2人で待っていると少しずつ参加者も増えてきたが、冴えない男しか来ない/(^o^)\

ベテランのベテ子はまだパーティー開始時間前だと言うのにこのパーティーは見切ったようで新たなパーティーをネットで探し始めた\(^o^)/

 

ベテ子が予約したのは後に筆者が死ぬ程通いまくる事になるW社の婚活パーティーであった。

「婚活パーティーってヤバい人しか居なくない…?笑」

「ココ意外と良い人居るんだよね♪一緒に行く?」

という事で筆者も同じ婚活パーティーをその場でネット予約。

 

恋活パーティー「この後一緒に飲もうよー」としつこい目の前の冴えない男達を一蹴し、終了後ベテ子と新宿の婚活パーティー会場に向かった。

 

そこはホテルのようなリッチ感のある会場でスーツを着たイケメン紳士達が案内してくれるという質の高さに感動を覚えた。

婚活パーティーには数回程参加した事があったがこれまでと全く違う世界だった。

人数もかなりの数が集まり、20:20くらい。

しかも、参加男性も全体的にレベルが高いかも…!!!!!

 

「え、ココすごいね!?全体的にカッコ良さげな人多い!!」

「でしょ?😏ココのパーティーはいつもレベル高いんだよね」

 

基本婚活パーティーはお茶くらいしか出ないのだが、この回のパーティーはスイーツパーティーと称して集計中の休憩時間に個包装のスイーツが山盛りに乗ったアフタヌーンティースタンドが出てきた。

こんな夢のような世界があるのかとこれからの恋活に道が開けたような気がした。

 

しかし、

 

 

あれ…??

 

 

全体的にレベルが高いと思ったのだが…

 

 

 

身なりがちゃんとしてるだけで1人1人対面してみると好みの顔はゼロ/(^o^)\

顔はアリでも低身長だったり、喫煙者だったり…

 

今回20代限定パーティーだった為、OSSANに多いデブやハゲが居らず、また高卒OSSANにありがちな低俗なファッションの人も居らず、

皆シュッとしていて、ちゃんと髪型もキマっていて、清潔感のある正統派な服装をしていた為、普段の戦場の光景とは違って遠目に見るとイケメン揃いに見えたのである。

 

こんな身なりがきちんとした人しか居ないパーティー本当にレアなんだが…

どうしても誰も選べない…/(^o^)\

消去法で何度も考えてみたが実際付き合える人は居ない…

 

あぁ…スタッフがイケメンすぎて辛い。

何故彼は参加者じゃないのか…←

 

という事で最初あれだけ期待して挑んだのに

白紙投票\(^o^)/

 

ベテ子はどうしたのだろうか?

 

「私結局誰にも入れられなかった〜😅誰かに入れた?」

「うん、一応毎回第3希望までちゃんと入れてる」

という事はベテ子がもしカップリングしたら筆者は1人で帰る事になるのか。わざわざ新宿まで来たのにそれも虚しいな。

 

なんて思っていたが結局ベテ子カップリング成らず。

20代限定婚活パーティーだったので最年長29歳はやはり不利なのだろうか…!?

落胆しているベテ子にこの後相席屋に行こうと提案し、本日3ラウンド目に挑む事に。

相席屋全盛期時代だったので暫く待ち時間もあり終電も迫っていたが、2組目にして悪くないメンツと相席になった。

 

24歳の3人組で両端の2人はフツメン!!!(それでもレア)

真ん中は激イケメン!!!!!!

ノリも1番良いので真ん中狙いで会話に花を咲かせてたのだが話を聞いてみるとなかなかの曲者のよう…

職業も謎で今は歌舞伎町でキャッチをしてるらしい…

これはちょっと深入りしない方が良いかも。。

 

フツメン2人からLINEを聞かれ、流れでイケメンともLINE交換しようとすると、スマホ忘れた」まさかの躱された/(^o^)\

1番ノリノリで話してくれてたのに全く目的が解らん/(^o^)\

 

3人は高校の同級生らしいがフツメン2人の話によるとイケメンとは5年ぶりに会ったらしく、仲が良い訳ではないらしい。そして今回相席屋にはイケメンに連れて来られたのだそう。

謎すぎるイケメンは諦めてフツメン2人とLINE交換すると早速2人から食事に誘っていただけた。

しかし仲の良い2人とそれぞれ食事に行くのもなんだか罪悪感なのでどちらかに絞る事に。

 

フツメンA→クセのないのっぺり顔。可愛い系。出版社勤務。

フツメンB→クセはあるが掘りが深く染谷将太似。高身長。確かSE。(曖昧)

 

今思えば誘われたのだから両方行けば良かった気もするが、染谷似だからか高身長だからか筆者はフツメンB改め染谷を選んだ。

出版社くんには「今度ベテ子も誘って4人で遊ぼうよ!グループ作って♪」なんて促してみたがそのまま流れた。

その後、染谷と何度かデートしたのだが正直楽しくはなく、頑張って会話を盛り上げてなんとかその場が成り立っている感じだった。

 

ベテ子ともあの日限りではなく共に戦場に行く仲になった。

出会いにめちゃめちゃ貪欲なので今のところ候補者は居ないのかと思いきや、実は合コンやタワマンパーティーで出会ったメンズで良い感じの人が2人も居て決め兼ねているのだと言う\(^o^)/

それでも付き合うまではギリギリまで出会いを探し続けるのだそう。

さ、さすがベテ子!!!

彼氏を一刻も早く作るベストな戦い方なのは間違いない。

 

4月生まれのベテ子はあっという間に30歳になった。

たった一学年上なだけだというのに当時28の筆者は、30過ぎたらもう戦場に出るのも厳しいだろうな…と哀れんでしまっていた。

 

そんな中、出版社くんと付き合ったとベテ子から報告が\(^o^)/

 

えええええええええ!!!マジか\(^o^)/

24歳男子、三十路女アリなんか…!!! 

 

とゆうか

 

どっちが本命だったか知らんけど出版社くんはベテ子にも誘ってたのか…!!!

 

これ以降も一緒に挑んだ戦場で戦友に彼氏ができた時、大抵その相手から筆者も誘われていてスルー済みだった。

本当に自分の事を気に入ってくれてアプローチしてくれて付き合うのがベストだが、彼氏になり得る人材というのは誰でも良いから彼女を作りたいという気持ちが強い人なのだと学んだ。

そしてそうゆう人を選ばない筆者はほぼ交際に繋がらない😂

 

ベテ子と出版社くんが付き合った事は染谷には内緒にして欲しいと言われた。

4人でディズニーに行こうと提案され、その時に発表するのだとか。

2人はもうカップルだから良いが、こちらとしてはまだ数回しか会った事がないメンバーでディズニーという初の試み…!!!

 

一体どうなる事やらと思いながら当日集まると、付き合ってる事を言ってないのに堂々とベタベタする2人\(^o^)/

完全に不信感を抱く染谷。

2人のラブラブムードにつられてなかなか進展しない我らも交際に発展しないかなと期待したけれど、テンション駄々下がりの染谷。

結局最後まで2人は付き合った事を発表せず。

何がしたかったのか。笑

 

ただ思ったのは、

選択間違えたかも/(^o^)\

 

ベテ子への気遣いはもちろん、筆者にも気を配ってくれたり終始優しくて場の空気を盛り上げてくれた出版社くん。

食費などもほとんど彼が全員分奢ってくれた。

めちゃめちゃ良い男やんけ\(^o^)/

 

それに比べて全く気が利かなくてひたすらつまらなそうな染谷。

まぁ親友に隠し事されて良い気はしないだろうが。

 

ディズニーを境に染谷とのデートはどうしようもない程つまらなくなった/(^o^)\

これはもう無理だと思いつつ、他に候補も居ないので一応また次の約束をしたのだが何度もドタキャンされ、ドタキャンされる方が迷惑だからもう行きたくないなら行きたくないのだとハッキリ言ってくれと伝え、ハッキリ言われ←

今までありがとうと大人の対応を取って終了したのだった\(^o^)/

 

戦場を卒業したベテ子ともそれっきり会う事は無くなった。

その後出版社くんとどうなったのかは謎。

 

ただ、ベテ子が出版社くんと出会えたのは

無駄だと思えたあの恋活パーティーに参加した事で筆者と出会い、婚活パーティーに参加する為新宿に移動し、誰ともカップリングせず、筆者の提案でそのまま新宿の相席屋に行ったからであって、当時相席屋は1人では入れなかったし、全ての過程があってこそ辿り着いた出会いなのである。

 

これ以来、無駄戦も幸せを掴む為の必要な過程であるかもしれないと信じて今日も無駄戦に挑む筆者なのであった。

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