恋活戦記

独身アラサー女子の日々の戦いを記録。合理的に戦う方法と出会った男達を毒舌に紹介します。

無理なもんは無理しても無理だった話③

→つづき

 

決して楽しくはないが、不穏な空気になる事なく園内で夕方まで過ごし、そろそろ帰ろうと出口に向かって歩いている時だった。

園内には自然を融合させた芸術作品が所々配置されており、ある作品についての見解で意見が割れた。

というか、いつものように筆者の意見に対してあえて反対意見をぶつけてきた。

どっちが正しいか両者譲らず。

 

「ほら見て、作者上原さんでしょ?上原さんの「上」は上地の「上」だから俺には解るんだよ♪」(※全て仮名)

「……そう(苦笑」

なんだかもう張り合う気も起きず、そんな筆者の反応に上地は苦虫を噛み潰したような表情だ。

少しの沈黙の後に初めて上地が不満を告げてきた。

「…なんかいつも俺のボケに対して冷たいよねっ!」

前にも言っていた「笑いが通じない」というところで1番ストレスを感じているのだろう。

 

交際復活する際に「何も言わずに音信不通になる前に不満があるならちゃんと言って欲しい」と伝えた手前、筆者の事を悪く言ってきても否定せず全て認めてきた。

しかし、今回は納得がいかない。

「…上地くんのボケ(?)はさ…いつも私の反対意見なんだもん…(苦笑」と答えると図星を突かれて焦りながら「そんな事ないっ!」と食い気味に否定し、自ら話題を変えた。

人の事は悪く言うくせに絶対に自分の非は認めないところが解せぬ。

 

喧嘩ではないがお互いモヤモヤした居心地の悪い空気のまま車に乗り込んだ。

助手席でシートベルトを付けずにバッグをゴソゴソしていると「とりあえず出発していい?」と急かされた。

1秒でも早く帰りたいという感じだ。

この後の予定は何も話していない。

 

 

話は変わるが筆者は昔から声フェチなのである。

しかし、付き合うなら見た目や性格のが圧倒的に大事なので声は妥協している。

歴代彼氏も声が良い人は少ない。

上地の声や喋り方は初回デートの記事で書いた通り、野原ひろしクリソツ\(^o^)/

普段遠慮気味に喋っている時はそこまで気にならないし、なるべく気にしないようにしていたのだが、興奮気味に大声で話す時は抑揚もついて完全に野原ひろし過ぎて嫌になる。(アニメの野原ひろしはあの声でベストなんだけどね。ちなみに初代声優の方ね)

 

車の中で何の話の流れかは忘れたが、急に大声で

「っちゅ〜かさ〜、っちゅ〜かさ〜!!」と連呼し始め、まず「ちゅ〜か」が死語すぎる&野原ひろしと完全一致なOSSANボイスが耳に障る😱

※「ちゅーか」とは「って言うよりか」が変化したもので「てゆうか」「てか」「つーか」等と同意語だが平成初期によく使われてたと記憶している。

 

ずっとこの思いは封印してたけど…

やっぱ声、大事かもしれない!!!!!(꒦ິ⌑꒦ີ)

まだ復活して2回目のデートなのに既に今後やっていく自信を失っている。

それはきっと向こうも同じなのだろう。

 

今回こそはちゃんとお店を調べてくれると信じていたのに何で頼んでもやってくれないのか、思い切って聞いてみた。すると、

「あぁ…それで行きの車内も機嫌悪かったの!?なんかおかしいと思った!」と逆ギレ。

上地は付き合う前も筆者が怒るタイプなのか散々聞いてきたが、機嫌の悪い女性を悪と考えていて自分が巻き込まれないようにとやたら警戒している。落ち込んでいる時も傷付いている時も心配してくれるのではなく「機嫌悪いの?」と聞いてくるのだ。

保身しか考えていない。

 

「何でそんなに怒らないかどうか聞いてくるの?」と前に聞いた事がある。

「俺怒られんの嫌なんだよ」

「怒られるのは誰だって嫌だよ」

「俺は人一倍嫌なんだよ!怒られるとビクってなっちゃうんだよ」大のOSSANがキモい/(^o^)\

「なんかトラウマでもあるの?元カノ怒る人だったの?」

「いやまったく?」←この言い方!

音信不通にしたのは元カノとも別れ話なかったからなのか聞いた時もこの返答でイラッとする^^#

「怒られた経験が無いのならそんな恐れる感情も生まれなくない?」

「ドラマとかで女の人が怒るシーンとか見るしさ」

ドラマかーーーーーーい\(^o^)/

 

まぁとにかくこんな感じで女性に怒られるのをひたすら恐れているので筆者は一度も上地に怒ったことがない。

しかし、今現在上地自身がキレている。

 

「いや機嫌が悪かったんじゃなくてお昼どうする気なのかずっと不安だったんだよ」

「………っ」

 

機嫌が悪い女=悪者⇒自分は被害者

という思考なので

機嫌が悪い訳ではなくて困ってる、悲しんでる、傷付いてるなど筆者が被害者スタンスになって立場逆転させると何も言えなくなるのだ。

 

「……なんでさ〜、調べるだけの事がどうしてもできないのかな〜〜難しい事お願いしてる訳じゃないと思うんだけど…笑」

もうどうしても理解できなくて呆れ笑いと共に本音が漏れてしまった。

 

そこから更に無言が続く。

スルーされたのかと思っていたら数分後に

「……面倒臭いし」とボソリと呟いた。

 

面倒臭いだけだったんかーーーーーい\(^o^)/

幻滅!!!!!!!

 

「店どこも見つからなかったらどうする気だったの?」

再び返答が無くスルーかと思ったらまたもや5分後くらいに回答がきた。

「……Googleマップチェックして目的地周辺に何かしら店あるなって!」

「ちゃんと営業してるかとか確認した?」

0.5秒で返す筆者に対して毎回5分くらいの空白の時間を経て返すというコミュニケーションがずっと続いた。笑

「……やってなかったら最悪園内にもレストラン的なのあるし」

「せっかく遠出するんだから美味しいお店行きたいじゃん」

「……それで言うと俺グルメじゃないからさ。食べれれば何でもいんだよね」

「私もグルメじゃないけど適当にされるのが悲しい…昼のお店も入る前に一回ここでいいか聞いて欲しかった」

「なんだよ!!気に入らなかったなら嫌ってその時に言えよ!!!後出しで言うなよ!!!!(ブチギレ」

「別に店が嫌だった訳じゃないよ。勝手に決めるんじゃなくて私にもどうか聞いて欲しかったのよ」

向こうがブチギレでもあくまでこちらは冷静に対応。

「俺に任せるって言ったから一任されたのかと思ったよ!!!!」

「任せるって言うのはプラン決めや店調べを任せるって話でしょ。こういう事態を避ける為に候補いくつか出してってお願いしたんだよ」

「……いつも凛々華ちゃんがやってくれてるみたいに事前に調べていくつかお店のURL送るってのを求めてんだろ!?」

「そうだよ!!(解っとるやん」

「……」

もうなんなの\(^o^)/

 

「……どうしてもなら店行く前に言ってくれれば車停めて2人で調べる事もできたじゃん!何で今言うの!??」

いや事前に調べて欲しいって頼んでたのにやらなかったのはお前だろうが( ꒪⌓꒪)

しかも2人で探すってなると結局サボって筆者任せなのは毎度の事。

「車停めて2人で」と言ってきたのは付き合う日に元カレの話になり、「車出すから美味しいもの食べに行こう!お店調べとく」言われてたのに当日「美味しそうな店なかった」と言われ、結局運転中スマホを弄れないので助手席の筆者に店調べさせてきたという残念な話をしたからであろう。

 

本当に仏と全く同じタイプだ。

これが原因で前回別れてると伝えているのにそれでも面倒臭さが勝ってやらないというのは本当に愛や努力が微塵も感じられない。

 

さてどうしたもんかな。

 

 

→つづく

 

 

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