恋活戦記

独身アラサー女子の日々の戦いを記録。合理的に戦う方法と出会った男達を毒舌に紹介します。

スマートな告白は夢物語なのか

→つづき

 

ピクニックを終了したが、夜ご飯までの間どうするか。

普段どこに行くか何をするか完全に筆者に丸投げの上地だが、珍しくある場所に行こうと提案してきた。

その場所は見晴らしが良く夜景も綺麗な屋外デートスポットだ。

初回デートの時に話題に上がり「この前会った男性が告白する時は毎回絶対ココでするんだって言ってた!笑」と筆者が話した際に「やっぱ素敵な場所で告白されたい?」など聞いてきたのだ。

 

これはもしかすると…もしかするぞ??笑

 

しかし夜景が見れるのはまだ何時間も先だし、ここでもしフラれたら夕飯前なのに気まずくなるリスクもあるし、さすがに無いか…

 

そのスポットに移動し、パイプのようなベンチに腰掛けて景色を見ながらひたすらぼーっとして数時間。陽はまだ沈まない。

さすがにお尻が痛くなってきた。

「お尻痛くならないの?笑」と聞くと「俺はまったり好きだから」というまた筋違いな返答がきた。

そんな言い方だとこれだけ一緒にまったりしてるのに筆者はまったり好きでは無いみたいではないか。些細な事だけど、お互い共通の事なのに自分だけ特別みたいな言い方をする事にいつも引っ掛かる。

 

ロケーションの良い場所なのでウェディング フォトを撮っている新郎新婦が居た。

それを見て素敵だと思うのではなく「うわードレスで大変そうだな…😓」とマイナスな言い方をする上地。

「本人は好きでやってるんだから!✨」と言っても「えー…」と苦笑。

幸せいっぱいの新郎新婦にそんな嫌な言い方するか!?

 

何やら上地は写真を撮られるのが嫌いらしく、ウェディングフォトは撮りたくないアピールのようだ。カメラを向けた時のあの気持ち悪い変顔も写真を撮られる事に対する拒否反応なのだろうか。

筆者としては結婚式ができなくてもウェディングフォトは絶対撮りたいし、そもそも写真が趣味なので普段から絵になる写真を撮りたいが故に相手のビジュアルを重視している節もある←

写真嫌いな人を彼氏にして大丈夫なのか…!??という不安も出てきた。

 

日が長く、まだまだ夜景にはならないが、そろそろ飲食店ラストオーダーの19時が迫ってきた。

上地はお店も探してなさそうだしラストオーダーの事も考えてなさそうだ。

美味しいとこ見つけちゃうんじゃなかったんかい\(^o^)/

結局また筆者のリードでお店に移動し夕飯を済ませた。店を出ると帰ろうとする上地。

 

え、今回も告白無し?笑

 

「せっかくだから夜景も見てから帰らない?」とさっきのスポットに引き戻してみた。

夜景は綺麗だが気温がぐんと下がり、海辺なので強風\(^o^)/

しばらく極寒に耐えながら景色をぼーっと見ていたけど何も起こらず、流石にこれ以上無駄に滞在しているのは不自然な気がして歩き出したが、「座る?」と言われてまたパイプのベンチに座って話す事に。

普通に会話してると告白ムードにならないのでたまに無言になってみるが、気まず過ぎてまた話し出しての繰り返し。

 

あぁ、デジャブ/(^o^)\

 

仏の時もディーンの時も海と夜景を見ながら横に並び、明らかに不自然すぎる無言の時間をひたすら待って待ってその先に告白があった。

スムーズにドラマチックに告白してくれる人って居ないのだろうか。

 

ここでまた数時間経過。

寒すぎて震えが止まらないのを必死に隠した。「そろそろ行こっか」と言ってしまうとこれまでの努力が水の泡なので言うべきか悩ましい。無言と会話を繰り返す中で上地もタイミングを見計らっているように感じるのだ。

 

「こんなに何回もデートが続いた事初めてだからどうしたらいいか解らないんだよなぁ」と呟いた。

どうしたらって告白するだけやろがい\(^o^)/

しかし筆者もこれだけ続いたのはかなり久しぶりだ。

3回会ってもファードアウトはザラにあるが、4回以上デートした人とは交際に至る。

ただ一昨年出会った滑舌くんとは5回デートした後にフェードアウトしてしまった。

 

「何で5回も会ったのにダメだったの?」

「3回目の時は告白期待してたんだけど、だんだん会う度違うかなと思ってきちゃって」

「タイミング大事だね」

「そうだね」

「俺は3回目の時と5回目の時で印象変わった?」

「…変わってないよ。(1回目と2回目ではだいぶ変わったけど2回目から5回目までは全部印象悪かったからなw)」

「…じゃあ付き合ってみるってのは…どうでしょうか…?」

 

え、これが告白?/(^o^)\

 

「……そんなお試しみたいな言い方…笑」

「いや、どう言ったら上からな言い方にならないかなぁと思って」

「敬語付け足したところで十分上からな言い方だったよ笑」

「ははは…苦笑」

え、言い直さないんかい。

「ちゃんと伝えて欲しいな」

「凛々華ちゃんの事気になってるので…付き合ってもらえますか?」

最初からそう言えやーーー\(^o^)/

 

てか「好き」には到達してないのね。

まぁこちらもなんだけどね←

思えば告白で「好き」と言われた事なんてここ数年全く無いな…( ꒪⌓꒪)

数回会っただけで好きになんてなれんよなぁ。

 

「お願いします」

と言ったもののモヤモヤ。

本当にこれでいいんかな。

 

 

友達の話を聞くと同棲してみたら人が変わったとか、結婚するまでこんな人だと思わなかっただとか、後に嫌な部分が見えてきても付き合うまでは見えなかったと聞く。

 

付き合ったり結婚したら絶対嫌なところはもっと出てくるだろうに、付き合う前からこんなに違和感だらけで良いのだろうか。

 

ただこれは筆者が人を見極める能力に長けていて、付き合った場合のリスクや嫌な部分を事前に察知できるからなのかもしれない。

後からこんな筈じゃなかった…となるよりも良い気はするが、付き合う前や付き合いたてくらい好きな気持ちで溢れる感覚を味わいたい。

付き合った瞬間に幸せな気持ちになれた事が一度もないのだが😂

 

せめて今日のうちに懸念を解消せねば。

ちゃっかり告白を勝ち取ってから、ずっと我慢していたモヤモヤをぶちまけてみた。

 

まず結婚願望は無いと言われた事。

自分は安定してないと言っておいて相手に金銭的自立を求めると言った事。

何度も怒るかどうか聞かれた事。

本人にそれを聞くのは愚問でしかない事。

俺はこうだからというのを宣言しておいて相手に求める事も好き放題言って、それでも良ければ的なスタンスは都合が良すぎる事。

正直上地の住んでるエリアに住む気はない事。

などなど。

 

痛いところを突かれてタジタジな様子だったが、一応納得できる回答をもらい、前向きにこれから付き合っていこうと思えた。

もし夕飯後あのまま帰ってたらどうするつもりなのか聞いてみたら、車の中で告白するつもりだったらしい。(まず車で来てた事をこの時まで知らなかったからね。思いの外長居してしまったから駐車代大変な事になってたw)

 

しかも3回目の時も4回目の時も告白を考えていたらしい。

全くそんな風には思えなかったが、元々告白してくれるつもりだったのだと聞けて安心した。

 

はずなのだが、この日はなんだかモヤモヤが収まらず眠れなかった。

そして数年ぶりに風邪を引いた←

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