恋活戦記

独身アラサー女子の日々の戦いを記録。合理的に戦う方法と出会った男達を毒舌に紹介します。

目的の解らない同性の見極め

↑この時のパーティーで出会ったバリ子

1人で婚活パーティーに参加するくらいだからそれなりに結婚願望を持っていて彼氏を求めているのかと思っていた。

 

しかし後日連絡がきても、一緒に戦場に行こうという感じではなく2人で飲もう、あるいは友達を連れて女子会しようという感じなのだ。

目的が謎。

単純に仲良くしたいと思ってくれているのかもしれない。

 

ただなかなか予定が合わず、飲みに行くのは実現しないままフェードアウト…

と思いきや、前回のパーティーから1ヶ月程経った頃にバリ子からリモートサシ飲みのお誘いがきた。

一度戦場を共にしただけの仲で、

しかも1ヶ月も間が空いているのに

2人でリモート飲み…盛り上がるかな…?笑

と思ってしまった。

 

それでも筆者は誰かと話したい気分だった。

↑この頃新しい職場でパワハラモラハライケメン上司にひたすらダメ出しを食らい、徐々に仕事を振られなくなり、元々自分の実力に自信のない筆者は完全に上司の言葉を鵜呑みにして自信喪失していた。

せっかく選んでもらったのに期待外れで残念がられてしまっているのではないかという罪悪感やそこまで罵倒される程自分は使えない人間なんだという事がショックで悩み苦しんでいた。

 

転職早々在宅勤務なので社内に相談できるようなコミュニケーションを取れる相手も居らず、この状況は普通なのか筆者が本当にダメ人間なのか上司がおかしいのか判断もできず、10年前のあの頃程ではないが拒食不眠状態になる程病んでいた。

冬なのに夜中にビッショリ汗をかいて起きる事が何度もあり、ストレスもそろそろ限界かなと思っていた。

 

そんな時、そういえばバリ子も前回転職が決まっていると言っていた事を思い出した。

筆者と違い、業種も職種も今までと違うところにチャレンジしたようだが、転職早々に新しい仕事をこなせるものなのだろうか。上司はどのくらい教えてくれるものなのか。前職のが良かったと思ってしまっていないかなど、同じ転職した身として気になる事が山ほどあった。

 

仕事の事で色々相談したいと言うとノリノリで引き受けてくれた。

だがバリ子は質問すると答えてくれるだけで、自発的に話を展開しようとはしない。

一問一答みたいなシュールな会話が1時間ほど続いた。正直筆者の悩みは解決しそうにない。

 

仕事の話だけして終わるのもなんだし、そろそろいいかなと恋愛の話にシフトしてみると、バリ子は全く乗り気ではなかった。

ここで初めて知ったのだが、バリ子は彼氏が居た事は今まで無いらしく、そもそも欲しいのかも解らないらしい。結婚願望は無いらしい。

何故…婚活パーティーに居たのだ…?

 

恋愛話に花咲く事はなく、バリ子はまた仕事の話に戻してきた。筆者とそんなに仕事の話をするメリットあるか…?

バリ子は転職と言っても社員ではなくフリーになって業務委託という形で働き出したらしい。

これは筆者がここ最近一番敏感になっているワード「独立」ってやつではないか。

もしやまた無理に価値観を押し付けてくる意識高い系組織の一員なのか…?

 

後日バリ子から「友達とリモート飲みするんですが一緒にどうですか?」と連絡がきた。

それはどういった趣旨のリモート飲みなのだろうか…?

合コンでは無いらしい。

バリ子が普段集まって飲んでいるメンバーらしいが初対面の人間も受け入れてるスタイルらしい。謎。

 

こうゆう趣旨の解らない飲み会やイベントの誘いはコロナ禍前もよくあって悩ましかったが、リモート飲みなら出向く必要もないし危険もないしお金も掛からないしとりあえず参加するかという気持ちになれる。

 

当日開始時間になってzoomに入ると、10人くらいの参加者が居た。

筆者ともう1人だけが初めましてで、後のメンバーは顔馴染みのようだ。

参加者の中にはルームシェアしてる男女も居て、住人の全員がzoomに参加していた。

バリ子は一人暮らしと言っていたが、途中からもう1人女性が家に帰ってきて2人で画面に映って参加者していた。その件に関して誰も突っ込まないのも奇妙だ。

そういえばあのパーティーの日の帰りも友達の家に泊まりに行くと言っていた。

このメンバー内で頻繁に会っているようで、オンライン中は特に意識高い系な話や怪しいビジネスの話は出てこないが、バラバラな境遇のアラサー社会人達がこんなにも頻繁に会っている感じや、たいして仲良くもない筆者を異様に誘ってくる感じが、どうしても昔片足引きづり込まれたマルチ集団と被ってしまう。

 

1ヶ月後、バリ子から「この前のオンライン飲みしたメンバーでリアルで飲み会するんですがどうですか?」とお誘いが来たが、出会いも無いしメリットを感じられず断ってしまった。

 

そこから数ヶ月経っても「最近飲みに出てますか?」など連絡がくる。

バリ子は酒呑みなのでゴハンを食べに行くという女子的な感覚は無さそうだ。そこであえて「今は夜だと店すぐ閉まっちゃうのでランチにしてます」と送ってみると聞いてもないのに「私は21時以降もやってるお店選んでます」と返ってきた。

「そうゆうお店は客が集中しちゃって混んでませんか?」と聞いてみると「予約できるお店だったので大丈夫でした」と返ってきた。

筆者が飲みに誘いづらい雰囲気を出してるせいもあるが、やはり話を自ら展開させず答えるだけのバリ子との会話は面倒くさい。

これ以上無理に返信するのも無駄なのでこのままフェードアウトする事にしたのだった。

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