恋活戦記

独身アラサー女子の日々の戦いを記録。合理的に戦う方法と出会った男達を毒舌に紹介します。

●永遠についてくるナンパ野郎をどう退治するか

先日夜道を歩いてたら急に現れた男にナンパされた。

 

「今1人でラーメン屋入ろうとしてたでしょ??」

「……」

「ラーメン屋閉まってて仕方なく帰るところでしょ??」

はぁぁ???

「…違います」

「いや絶対そうでしょ!??ラーメン屋入ろうとしてたんでしょ!?」

「…違います」

「ラーメン屋入ろうとしてて閉まってたから仕方なく帰ってるとこでしょ?俺もなんです〜」

「……」

ボキャブラリーが少なすぎてその話題から抜け出せないのだろうか

「だからお姉さんと一緒にこれからゴハン行こうと思って♪」

ゴハン今食べてきたとこなんで」

「えーー嘘でしょ!?付き合ってくださいよー」

「すみません」

「絶対ラーメン屋入ろうとしてたでしょ!??」

 

これだけ脈無し感を出してるのに怯みもせずにどこまでもついてくる。

このままだと家まで知られてしまう。恐怖すら感じた。

 

きっと逆走して逃げるか急に経路変更すればそこまでしてついては来ないのだろうが、早く帰りたいのにこのナンパ野郎の為に遠回りはしたくない。

しかし一本道を直進する限り、永遠についてくる。

そして無駄に距離が近い。

距離を取りたくて離れると更に寄ってくるので車道側を歩いていた筆者は車に轢かれるギリギリの所を歩くしかなかった。広い歩道で安全な外側のスペースがガラ空きなのに何故こんな轢かれそうになりながら歩かねばいけないのだろうか。

 

ナンパから始まる出会いもあるのかもしれないが、夜道でマスクでたいして筆者の顔も解らない上で声を掛けてくるというのは誰でもいいから相手してくれ感が否めない。それに急に接近され声を掛けられた側は恐怖で本能的に目を合わせないよう避けてしまう為、相手の容姿を確認できずアリな人材か判断もし難い。

しばらくどんな奴か容姿も解らないまま何十メートルもくっつかれて一緒に歩いていた。

ふと顔を見ると芸能人に居そうな可愛い顔面をしていた。マスクをしていたので外したらどうかは解らんが。

 

しかし見た目が良くてもこんなウザい低レベルなナンパする奴はやはり無理だ。

 

ナンパ野郎は聞いてもないのに勝手に自己紹介を始めた。

「俺は〇〇って言って23歳です!今大学休みで公務員の内定もらってます♪」

大学生かーーーーーーーーーい😂

「もう働いてます??」

こっちはベテランじゃーーーーーーーーーい😂

 

ずっとついてこられて恐怖しかなかったが、学生と聞いて急に強気になった筆者。

「とっくに働いてるよ。いいねぇ若くて」

「え、歳上ですか?何歳ですか??」

「君よりだいぶ上だよー」

「そんな事ないでしょ!変わらないでしょ!」

「いやだいぶ変わるわ」

「だって30代とかじゃないでしょー!?」

30代だわ\(^o^)/笑

「肌綺麗すぎません?」

夜にマスクで見えんやろがー\(^o^)/

「もういいから早く帰りなさい。終電まだあるの?」

「まだありますけどーお姉さんとゴハン行きたいんですー」

「だから私食べてきたんだってば」

「何食べたんですか?」

「フレンチ」

「大人!友達とですか?」

「そうだねー」

男とだけどな!もちろんタダ食いだけどな!

「じゃあどっかでコーラ1杯だけ飲みましょ?」

コーラかーーーーーーーーーーい😂😂😂

「私コーラ飲まないんで」

「え!大人!!飲み物何が好きなんですか?」

「んー紅茶とか?」

「え!大人ですね!!」

そうか??????????笑

とりあえず大学生の君では手が負えない感を全面に出す作戦だ。

「職場どこなんですか?」

「港区」

「えー!カッコイ!!◯区住みで港区で◯◯の仕事してるなんて勝ち組すぎません!??」

「そりゃー君とは全然年齢が違うもの。ほら、ここ曲がれば駅に行けるから帰りな」

ここで曲がらなければマジで家まで着いてしまう。

「じゃあLINEだけでも!!!」

「ごめんね、ホント年齢10歳近く違うから!笑 じゃあね!」

と最後だけ笑顔で肩をポンと叩き、手を振って横断歩道を渡った。散々塩対応してたのに二度と会わないと思うと自然と筆者の中に眠るイイ女風振る舞いが発動された。

「解りました!迷惑かけちゃってゴメンなさい!」と頭を下げて見送ってくれた。

良い子やん。

 

と、その直後はイケメン大学生にナンパされたのを上手くあしらえて達成感に満ちて帰ったのだが、後々に沸々と怒りが沸いてきた。

 

何でこんなに付き纏われてコロナの時期なのに距離も近くて車に轢かれそうになりながら帰らねばならなかったのか。

 

たまたま今回は若くてイケメンだから許すが、今後ナンパに遭った時ついてこられないようにするには咄嗟にどう対処すべきか効果的な方法を考えた。

 

ついていくにはリスクがありすぎる!!と思われる行動を取るしかないと考えた。

 

・歩くスピードのリズムを速めたり止まったりしてナンパ野郎と連動しないようにする

 

・電話をかけて彼氏か警察かに助けを求めているフリをする

 

・全力で走る(ついてこないだろうけどこっちが疲れるのが難点)

 

・経路変更可能ならナンパ野郎を避けるようにして早足で経路変更

 

・経路変更不可ならとりあえず逆走したりナンパ野郎の逆サイドに回ったり、一旦距離を離して避けたい素振りを見せる

 

・一定の距離離れる事に成功したらスマホを向けるor「今すぐ失せろ。さもなくばストーカー容疑で警察呼ぶ」と脅すor大声で叫んで周囲にアピールする(最終手段)

 

【ナンパ野郎の生態】

・さすがに触れたりはできないので距離が遠いと力を発揮できない→なるべく離れる

 

・ボキャ貧なので同じ言葉を連呼する事でなんとかなると思っている→相手にしない

 

・メンタルは強いので粘るが自分の存在を認知してもらえないと何もできない→見えないものとしてフルシカト

 

・同じ方向にはどこまでもついていけるが急な方向転換や走って逃げられたりしたらそれ以上ついて来れない→なるべく同じスピードで同じ方向で歩き続け

 

今回の反省点は最初にくだらない質問に答えてしまった事。ずっと一定の速さで直線の道を歩き続けた事。

 

 

また、友達と2人で居る時に2人組の男からナンパされた場合。

1:1のがナンパしやすい為、二手に分かれてそれぞれにナンパして女2人が団結しないよう距離を離してくることが多い。

 

先日もそんな事があった。

短髪でムチムチした体型にピタピタの白Tにデニムという全身ペアルックの量産型ガチムチ男子2人組だ。

ちょっとイカつい感じを出してくる学歴低そうな小デブが筆者は世界で一番嫌いだ。

 

まず男の1人が「次どこ行こっかー?」と急に隣を歩いて話に入ってきた。

反応したら終わりだと思い、ひたすら男の逆側を向きながらシカトして歩いていたが、メンタルが強すぎてずっと喋り掛けながら隣を歩いてくる。

気付くと一緒に居た友達がもう1人のガチムチ男に付き纏われて筆者との距離が離れてしまった。

この時に走って友達の所に駆け寄り、女2人だけで話を始めるとさすがにもうガチムチ男達は入る隙間がなく諦めてくれた。

女同士離れないで団結する事が効果的だ。

 

また、止まっているとナンパしやすい状況を作ってしまう為、足を止めない事。

近づいてきたら急な方向転換をする事でそれ以上ついてこないという事が実証されている。

ゾンビのようにしつこく付き纏ってくるが、単純な動きしかできないのでその弱点を上手く利用すべし。

それがもし効かなくても警察を引き合いに出せば勝利だ。

 

しつこいナンパ野郎に嫌な思いをさせられるくらいならこちらも容赦無く戦うほかない。

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