恋活戦記

独身アラサー女子の日々の戦いを記録。合理的に戦う方法と出会った男達を毒舌に紹介します。

色々とダメだった男

クリスマス前の悪あがきシリーズ★

あれは3年前の12月はじめに行った婚活パーティーであった。

 

顔は割と整っているけど、大人しくて会話下手そうな男がいた。プロフィールには身長169cmと正直に記載している。170cmと書いてしまえばいいのに健気だなぁと思い、170cm以下は条件的には無しだが好感を持てた。

 

ただ、気になる事が2つ。

手の爪や指が真っ黒なのである:(;゙゚'ω゚'):

何やら靴修理の仕事をしているらしく、それが原因との事。

仕事柄仕方ないのだろうが、付き合うなら本能的に手の綺麗さを求めてしまう。

 

それから口をつむっていればイケメン枠なのだが、前歯がすきっ歯なのがとても気になる。

今までの人生で出会う事はなかったのに、恋活でいろんな人と出会っていると前歯すきっ歯率が異常に高くて驚く。

 

それでも彼以外の他の参加者は見てくれからしてもっと無理な人ばかりなのであった。

 

彼は3回あるフリータイムで最初に私の所に来てくれて、あとの2回は誰の所にも行かなかった。

それもまた好感が持てて、最後の投票で第2志望か第3志望に彼の名前を書いた。

 

そして案の定マッチングしたのだ。

 

パーティーが終わった頃には夜も遅かったので軽くご飯に行く事に。

お店のチョイスも良く、会話も思ったより盛り上がった。

すきっ歯と爪が黒いのは気になってしまうが、人間的にはありなのかも…!

身長の低さもそんなに気にならない…!!

 

という事で2回目も会う事に。

しかし当時激務だった筆者は休日も仕事が入り、約束の時間に1時間も遅刻する事に…(T-T)

お店を予約してくれていたが「時間ズラせたから大丈夫!仕事頑張って!」と優しい対応をしてくれて更に好感度アップ!!

 

急いで待ち合わせ場所に居る彼の元へ行くと…

「アリサちゃんだよね??」

「……ん??」

「え、アリサちゃん…だよね?」

「ち、違います…」

「え、何ちゃんだっけ…??」

 

待ち合わせした相手に「何ちゃんだっけ」って…笑

まさかの名前を間違えられた上に聞かれるという(°_°)

さっきまでLINEのやり取りをしてたのだから

名前ちゃんとそこに出てるよねぇ???

どうやったら間違えるんだ????笑

 

少し気まずい空気で店に向かうと、やはりお店選びはセンスが良い。

しかし、狭い階段を彼が先頭になって上がる時に気付いてしまった。

 

かかとの位置がおかしい。

これシークレットブーツじゃ?!!??!!😂

どおりで全く背の低さを感じず、仮にプロフィールに175cmと書いてあったら普通に騙されるところであった。

 

それだけで最初から萎えモードなのに、私への質問がすべて前回と同じなのだ…!

前回は会話が楽しいと感じたが、全く同じ質問を繰り返されると全く楽しくない。

 

この時と同じ↓

 

たぶん彼の中で毎度使っている質問のフォーマットがあり、どの女の子に対しても使っているから解らなくなっているのだろう。

名前を間違えたのも同時進行しているからだと思われる。

フォーマットが出尽くしてしまうと、会話のネタが無いらしく無言。料理は素晴らしいのに死ぬほどつまらない時間であった。

 

会計は私のお手洗い中に済ませてくれて、更に帰り際にお菓子の入った紙袋を渡してくれた。

「仕事大変そうだから」と私が遅刻して待っている間に買ってくれたらしい。

私がお詫びに渡さなきゃいけない側なのに

なんと優しい…!!!

 

このままこの人とデートを繰り返せば、きっとクリスマスは間に合うのであろう。

「今日は名前間違えちゃってごめんね💦来週あたりまたご飯行かない?」と連絡がきたが、お菓子のお礼だけ言ってもう二度と会う事はなかった。

 

きっと彼は名前を間違えてしまったのがダメだったのだと思っている事であろう。

同時進行なんて戦場では当たり前。

そんな事だけで切ったのではない。

とにかく色々ダメだったのだ…!!

 

そしてそれ以来、160cm代とすきっ歯と手が汚い男は候補から除外するようになったのであった。

 

CROSS ME