恋活戦記

独身アラサー女子の日々の戦いを記録。合理的に戦う方法と出会った男達を毒舌に紹介します。

会話がリセットされる男

アプリで知り合ったそいつは京大出身のエリートであった。

勤め先も大手企業で家賃補助も手厚く、新宿で家賃19万の家に住んでいるらしい。

身長も丁度良く、非喫煙者で、結婚願望もアリ。

地元は同じ横浜という事で会う場所も横浜にしてくれたところも好感度が高い。

大抵の輩は私の住んでいる所なんか御構い無しに新宿か渋谷で決定だ。

 

ただ1点引っ掛かる事が。

LINEに移行すると、今までアプリでやっていたメッセージのやり取り内容や相手のプロフィールが解らなくなるので度々アプリを開いて確認するのだが、彼のアカウントもメッセージのやり取りも綺麗サッパリ消えているのだ。

アプリはpairsを使用していたのだが、退会したのだとしたら退会表示になるはず。

跡形もなく消えているというのはブロックされたという事だ。

(1年以上前の話なので今はアプリの仕様が変わっているかも)

 

ブロックする理由として考えられるのは、写真を含め自分の個人情報を相手から見えなくする為。LINE以外の繋がりを断ち切り、アプリ内で通報される事を防ぐ為など。

どれにしても今後付き合っていく相手にはする必要のない事だ。

モヤモヤしながらもLINEの方では何事もなくメッセージを続けて、ついに面会の日がきた。

 

会ってみるとチェスターコートにクラッチバッグというお洒落男子の見本のようなファッションでスラッとした体型に似合っていた。

しかし話してみると、インテリ系なイメージは崩れ、芸人の下っ端のようなキャラでやたらよく喋る。

 

アプリでブロックすると相手だけでなくブロックした側も相手のプロフィールやメッセージのやり取りが見れなくなる為、私がプロフィールに書いていた事やメッセージで話した事を重複して聞かれた。

会話は普通に楽しいのだが、どういうつもりでブロックしたのかという不信感が拭えない。

そこで思い切って聞いてみた。

「あ、そういえばアプリ見たらメッセージのやり取りが消えちゃってたんですが…」

(;゚∀゚)

↑解りやすくヤベ…という顔になったのを私は見逃さなかった。

少し間があいてから彼は苦し紛れに答えた。

「あ、そう!消した!いや、なんか職場の人がアプリで俺を見つけたらしくて気まずくて退会したんだ!」

 

怪しい(-ω-;)

確実に嘘をついている。

 

しかしここは敢えて突っ込まずに嘘に乗っかってあげる事に。

何故ならこんな怪しさ満点の男でもいいから当時クリスマスまでに彼氏を作る事に命を賭けていたからだ。(結果できなかったが/(^o^)\)

 

大手勤務の高収入だし歳上なのでもちろん奢りを期待していたのだが、、

「じゃぁ会計¥6500なので¥3000もらってもいい?」

わざわざ合計金額を提示してちょっと多く払うぜアピールをしているがほぼ割り勘じゃん( ꒪⌓꒪)

大分ガッカリしたが横浜まで来てもらってるので文句は言えない。

 

2回目もゴハンに行く事になった。

私の都合の良い場所に合わせてくれるのはありがたいのだが、その代わりに毎回お店も私任せだ。

自分の行動エリアでお店を決めたがる男が多い中、なかなかレアなケース。

 

そして1回目では割と楽しかったのに

2回目はまったく楽しくない。

 

何故なら、1回目の時と全く同じ質問ばかりしてくるからだ。

一つや二つならよくある話だが、ほぼ全部回答済みの質問であった。

会話が全てデジャヴ。

しかも「あ〜ゴメン、この前聞いたね!」と思い出す事も無く、完全に記憶がリセットされている。

映画『50回目のファーストキス』や『一週間フレンズ。』現象。

 

質問だけでなく、持ちネタとして話す自分の話も全く前回と同じ。

職場の女性の先輩に「抱いて欲しい」と頼まれたという自慢話だ。…それ好感度上がると思ってるのか?

さすがに私も笑顔を作れなくなり、「それ前聞きましたよ〜」と突っ込みざるを得ない。

 

どんだけ記憶力ないの?頭悪いの??京大行ったんじゃないの???( ꒪⌓꒪)

 

相当な数の女性とデートしていて毎回同じ会話のフォーマットがあるんだろうとは思ったけど、それにしても記憶力なさすぎるよねぇ???笑

 

結果上手くはいかず、クリスマス前に間に合わず落ち込んだけれど、やはりこんな怪しい奴と付き合わなくて正解だったと思ったのだった。

 

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