恋活戦記

独身アラサー女子の日々の戦いを記録。合理的に戦う方法と出会った男達を毒舌に紹介します。

アプリ面会デビュー戦の史上最悪な1日

↑前回の続き

 

キモ男と夜会うのは気が引けたので、ランチからの映画に行く事に。当時大流行していた『君の名は。』を観ようという話になった。

しかし、Tinderで何十人とやり取りをしているとキモ男よりも気が合いそうな男からも『君の名は。』を誘われたではないか。なのでキモ男には映画ではなくカラオケに予定を変更してもらう事に。

 

そして調子に乗って、アプリ面会デビュー戦にも関わらずマチソワ戦法を使い、キモ男とランチからのカラオケからのもう1人の男と『君の名は。』からのディナーという1日のプランを組んだ。

どんな男かも解らないのにそいつの為だけにお洒落してメイクして電車賃や時間を使って1日を無駄にしたくないのだ。

こんな事をやっているせいか、結果痛い目を見る事になった。

 

キモ男は渋谷のハチ公前で待ち合わせようと言ってきた。ベタか。

会った事もないのにあんな人混みで見つけるのは大変だから店の前とか他の場所にしようと提案しても「大丈夫だって♪」と聴かないので了承する事に。

案の定、なかなか見つからない。

電話をして場所の特徴を言い合っても人が多すぎて特定できない。

無駄な時間のロスに、会う前から萎える。

そしてやっと会えたら更に萎えた。

覚悟はしてたけどちっさ!!!!!Σ( ̄Д ̄)

相手の要望通りヒールの無い靴を履いてきたのに「背高いね〜!もしかしてヒール履いてる〜?」と怪訝そう。

ちなみに筆者は平均より少し高いくらいの並な身長である。

 

何より気持ち悪かったのが、会ってからずっと下から上まで舐め回すように見てくるのだ。この人混みの中で歩きながらもガン見!!!!(((;꒪ꈊ꒪;)))

このブログの読者なら解るだろうが、店で席に着くまで待てないガン見男の登場率の高さ…笑

 

さて、席に着くと向かい合う形で座ってるので拷問のように真正面から眼力を受け続けて窒息しそうになる。お互いパスタを啜っている間もずっと上目遣いで目を逸らさずに見ている…!

恐怖でしかない!!(இɷஇ )

あまりに耐えられずパスタを食べたら会話を長引かせずに会計に促す。カラオケなら向かい合ってガン見される事もない。道路の向かいにあるカラオケ屋に足を急がせた。その時に肉食男子と草食男子どっちがいい?」と突拍子も無く聞かれたのだが、この時は特に気にしなかった。

 

カラオケに入るとよくあるL字型の席だったので私は奥に座り、キモ男はモニターに垂直にある席に座った。

キモ男は会う前のメッセージのやり取りで私がカラオケ好きというところに食いついてきた。どんな歌を歌うのかと聞かれたので、流行りのJ-POPを浅く広く色々歌うと答えたら「僕もです!気が合いますね!!今度ぜひカラオケ行きましょう♪」みたいな感じで意気投合したのだが、キモ男のプロフィールには「カラオケではL'Arc〜en〜CielかTOKIO米米CLUBを歌います!」と綴られている。何とも微妙なチョイスだし古いし3択ではないか。

そして当日どうなるかと思いきや…

案の定、私と全く趣味が被らなかった/(^o^)\ 

 

ラルクとか聴く?」

「聴かないな〜」

「何かラルクで歌って欲しい曲ない??」

「じゃぁ〇〇〇〇(←筆者でも知ってる有名な曲」

「あ〜それは自信ないかも。△△△△って曲でもいい?」

「(勝手に)どうぞ」

ノリノリで歌唱♪

「知ってた?」

「知らなかった」

 

こんな繰り返し。笑

結局ラルクかトキオか米米しか選択肢がない。いちいち私に何を歌って欲しいか聞く割にレパートリーがない。

更に何が許せないかって、

自分の番の時は散々熱唱しておいて、私が歌っている時は歌も聴かずに密室とばかりに迫ろうとしてくるのだ…!

そして自分の番が来ると再び熱唱の繰り返し。

 

ついには私の隣に座り、至近距離でガン見してくるのを視界に入ってないフリをして歌い続けているとキモ男は言った。

「凛々華ちゃんて彼氏作る気ある?」

はぁぁああああ???

何その上から…◝₍ᴑ̑ДO͝₎◞

彼氏作る気はバリバリあるが、キモ男を彼氏にする気は1mmもないわ!!!!

「もちろんあるけど誰でも良い訳じゃないよ♪」

なんて返してその場を収束し、時間がきたら「この後予定あるから!」と逃げるように別れた。

 

最悪な気分を次の人で上書きしようと思い、次の約束の場所に向かった。マチソワのメリットは1人ハズレでもそいつだけで1日を無駄にしない事だ。

 

が、待ち合わせ時間になっても来ないしLINEも既読がつかない。そして電話も繋がらない。

 

大ヒット中だった『君の名は。』を鑑賞する為に、当日チケットが取れないと困るので、私が事前に2人分のチケットをネット予約していた。当時はクレジット先払いという方法しかなく、キャンセルは不可だった。

とりあえず映画館に向かい、チケットがキャンセルできないのを確認して2枚発券。

 

ドタキャンでも連絡してくれれば代わりに来れる友達でも探すのだが、何かのトラブルや連絡が遅れているだけかもしれない為、可能性を信じてギリギリまで彼を待った私が馬鹿であった。

結局来ることはなく、被っていたハットを隣の席に置いて、切なすぎる現状と重ね合わせ、涙を流しながら大ヒット作を1人鑑賞。予想以上に素晴らしい映画であった。

 

その後1人で夜ゴハンを食べ、キラキラしたショッピングモールのテラスにあるベンチで物思いにふけていた。

涙がこぼれそうになった瞬間、隣のベンチから嗚咽が聞こえてきて涙が引っ込んだ。

見ると30代くらいの女性が1人ベンチで声を出して泣いているではないか。笑

こうはなってはならぬ。

立ち上がって家路についたのだった。

(リア友さんはインスタの2016.9.10の投稿を見ていただけると話が繋がるかと思いますw)

 

しかし泣き寝入りで終わらせる訳がないのが筆者だ。

「チケット代を請求します。払わなければ訴えます。」とLINEを送ると、すぐに既読になったチキン野郎。

「ごめんなさい、高熱が出て起きたら待ち合わせ時間で、怖くて既読つけられなくて…」

「そんな言い訳どうでもいいから払ってください」

「払います!口座教えてください!!」

という事で口座に振り込んでもらいました\(^o^)/

1人分かと思いきや、2人分を切りの良い数字になるように上乗せして入れてくれていました。笑

最悪にやるせなく悲しい1日だったが、タダで映画観れたとポジティブに考える事に。

 

奴はバンドマンらしく、制作した曲を他のアーティストに提供して生計を立てていると言っていたので、それなりに有名だと思い、口座名でフルネームも解ったので調べたらすぐに個人確定!

ネット上に曲が載せてあったのでトドメに曲の感想も送っておきました♪笑

きっと震え上がっていた事であろう( ̄ー ̄)

 

後にも先にも約束をすっぽかされて連絡もつかなかったのはコイツだけであった。

日本製のマッチングアプリよりゆるい分リスキーなのがTinderなのだという事を覚えておいて欲しい。

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